“迷惑系”ユーチューバー・へずまりゅうが参院山口補選出馬を表明 本名を使わず「悪名は無名に勝る」
元ユーチューバーでタレントの「へずまりゅう」こと原田将大氏が21日、東京・参議院議員会館で会見し、10月24日投開票の参議院山口選挙区補欠選挙に立候補することを正式に表明した。立花孝志氏が党首を務める「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(NHK党)の公認で、本名ではなく「へずまりゅう」の通称で出馬する意思を示した。
へずまりゅうは“迷惑系ユーチューバー”として名を馳せ、全国でトラブルを連発。昨年5月には愛知県岡崎市のスーパーで魚の切り身を食べて盗んだとして窃盗や威力業務妨害などの罪に問われ、今年8月に名古屋地裁岡崎支部から懲役1年6月、保護観察付き執行猶予4年の判決を言い渡されたが、控訴した。
また、同7月には新型コロナウイルスに感染している状態で全国を転々。山口県内で接触した複数人が後に感染したことから、同県の村岡嗣政知事は会見で「いったい何てことをしてくれるんだ」と激怒していた。
へずまりゅうは「去年、家族ともめて、『(選挙に)出るよ』と伝えたら『このばかやろう』と言われたんですが、選挙カーで山口を回って、謝罪して回りたい。あと、若い者に対して、こんな腐れ犯罪者でも選挙に出られると教えたいと思って」と、出馬の経緯を説明。さらに「よく『反省してない』と言われるんですが、あれは勘違いですね。去年、ユーチューバーとしてあれだけ人気が渦巻いてたんですけど、1年間活動休止したんですよ。、1年休止するって苦しいんですよ、1分1秒でも出したかった。1年間我慢したっていうことは、反省したんですよ」と持論を展開した。
通称で出馬することには「みんな『へずまりゅう』は知ってると思うけど、『原田将大』は知らない『原田将大』で出るのはもったいない。悪名は無名に勝るから」とキッパリ。また、有罪判決を受けた件については「窃盗罪については、もちろん無罪です。あれに関しては検事側が罪名を間違えて、営業妨害なのに窃盗罪で訴えてしまった。だから控訴しました」と語った。
(よろず~ニュース編集部)