「JRの民よ、劉玄德と共に歩みましょう」新宿駅で三国志の君主が乗客の取り合い!?ネット上で話題沸騰
新宿駅西口広場で、20日から掲載されている3つの鉄道会社を三国志に見立てたユーモア溢れる広告がネット上で大きな話題となっている。
掲載された広告では、蜀の劉備がJR線、魏の曹操が小田急線、呉の孫権が京王線へとそれぞれ道案内をしている。「JRの民よ、劉玄德と共に歩みましょう」「小田急こそ曹孟徳の覇道である」「父とも兄とも違う、京王こそが孫仲謀の道」と各君主がまるで乗客の取り合いをしているようだ。
同広告を掲載したコーエーテクモゲームズは、よろず~ニュースの取材に対応。同社が運営するスマートフォン向けアプリゲーム『三國志 覇道』の配信1周年を記念したキャンペーン告知のために、交通広告を出そうと思ったのがきっかけだったという。メインユーザーである40代の男性社会人をターゲットに、“ビジネス街”で“交通量が多く”、“目にとまりやすい場所”の要素が揃う媒体を探していたという。「単に作品のビジュアルを打ち出しても皆様の目に留まりませんので、『迷宮』ともいわれる新宿駅の特徴と地の利を生かそうと思いました。また、通行の方に少しでもお役に立てればという意味からも、各路線への案内というクリエイティブを考えました」と明かした。
各君主と各路線の関連性について問うと、「当社の『三國志』シリーズは、1985年の初代『三國志』発売から36年の間、ずっと使い続けている『勢力色』があります。魏=青、呉=赤、蜀=緑 です。また、各路線の案内に使う色が、小田急=青、京王=赤、JR=緑と被っていることもあり、クリエイティブではそれぞれに対応した君主(曹操、孫権、劉備)がそれぞれの色の路線を案内しています」と説明した。
広告掲載がスタートしてから、通行人によるSNSへの投稿が大いにバズるなど、反響は大きい。また、反応も様々で、「最も路線数が多いJRが魏にあたるのでは」「稲田堤で呉(京王線)と蜀(JR南武線)が争っている」「新宿は3勢力の交わる荊州」といった地理と三国志を絡めた大喜利コメントも多数見受けられたという。「皆さんの反応も様々で、バリエーションも数多く、我々も拝見して楽しませていただいています。どの投稿を拝見しても、皆さん三国志がお好きで、とても詳しい方が多く驚いています。そんな三国志好きの方にはぜひ『三國志 覇道』をダウンロードして遊んでいただきたいと思っています」と答えた。 同広告は26日まで掲載される予定だ。
(よろず~ニュース・松田 和城)