アニメ映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」が来年初夏に公開されることが２１日に発表され、安彦良和監督による描き下ろしティザービジュアルと特報動画が公開された。

　1979年のテレビアニメ「機動戦士ガンダム」第１５話「ククルス・ドアンの島」を基にした物語。主人公のアムロ・レイと敵対するジオン軍の脱走兵ドアンとの交流を通じて戦争の哀愁が描かれ、当時ガンダムファンの注目を集めたが、劇場版３部作では描かれなかったエピソード。テレビシリーズのキャラクターデザイン・アニメーションディレクターであり、累計発行部数１０００万部を超える漫画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を手掛けた安彦良和氏が監督を務める。

　ファンにお馴染みのホワイトベースの仲間たちやモビルスーツが登場。壮大なスケールでよみがえるRX-78-02ガンダムとアムロの物語が最新技術で描かれる。ユーチューブ公式チャンネルで公開された特報動画では、ガンダムが島の大地に立つ様子が映った。ネット上では線描量が多いガンダムのフォルム、自然な動きに驚きの声が挙がっている。

　声優陣は未発表。ネット上では「アムロは古谷徹さんだよね」などと、気に懸けるファンの声が寄せられた。なお、テレビ版「ククルス・ドアンの島」放映当時の主要キャラクターでは、セイラ・マスの井上遙、ブライト・ノアの鈴置洋孝、ミライ・ヤシマの白石冬美、ククルス・ドアンの徳丸完、ナレーションを務めた永井一郎が他界している。

（よろず～ニュース編集部）