新庄ビックボスが近江牛と間違え話題の「カエル肉」 可食部分に限ると意外なお値段
元日にテレビ朝日系で放送された「芸能人格付けチェック!2022お正月スペシャル」で、日本ハムのビックボスこと新庄剛志新監督(49)らが100グラム8000円相当の高級近江牛と間違えた「カエル肉」が話題となっている。カエル肉を提供している都内の飲食店「米とサーカス高田馬場本店」の広報・宮下慧氏(36)は、可食部分に限ると100グラム4000円相当の値段がつくことを明かした。
番組でビッグボスは「ワイン」と「アルゼンチンタンゴ」の問題で不正解が続いており、最後の「牛肉」で名誉挽回を試みた。「最後当てるのがビッグボス!頭の中ではカルビの感触だったんですけど、コリッコリッとしてなかった?」と語っていたが、牛肉、豚肉を含む三択から選んだお肉はカエル肉で全問不正解。「映す価値なし」でチームを組んだ稲葉篤紀GMとともに画面から消滅した。他にも日向坂46のメンバー3人や司会の浜田雅功も間違えており、ネット上では「カエル肉どんだけうまいんだよ!?」など反響を集めた。
「米とサーカス」で提供しているのは「カエル照り焼き(1830円)」。タイの専門養殖場から仕入れたカエルを丸ごとオーブンで焼き、フライパンで照りをつけた商品だ。カエルの頭から胴体にかけては骨が大部分を占めており、可食部分が少ない。かじりつくと骨にあたってしまうため、しゃぶるイメージで食べるという。一方、足の部分は肉が比較的ついており、食べやすく、太もも部分はプリっとした、脛(すね)部分ではコリっとした食感が味わえる。特徴的な匂いもなく味は鶏肉と似ている。宮下氏は「番組でも足の部分が出たんじゃないかなと思います。もし鶏肉とカエル肉を比べたら絶対に間違えると思います」と見解を示した。出演者が牛肉と間違えたことには首をひねったが「近江牛の脂身のところだけを食べて間違えたのかもしれませんね」と冗談っぽく話した。
同氏によると、カエル肉は低カロリーで栄養価が高く、脂身が少ないヘルシーな肉だという。海外では一般的に流通している地域もあるが、日本でさほどなじみがない理由の一つに値段の高さをあげた。「可食部分が少ないから高くなってしまうと思います。鶏肉のほうが安く、需要が大きくないので鶏、豚みたいに量産ができないのではないか」と語った。
見た目のインパクトは絶大で、訪れる客はよくカエルにかぶりつく写真を撮影し、SNSに投稿しているという。過去にはスープを池に見立てた「カエル飛び込む水の音ラーメン」や「カエルとオタマジャクシの親子丼」、テレビアニメ「蜘蛛ですが、なにか?」とタイアップした「エルローフロッグの丸焼き」などさまざまなメニューを提供したことがあった。「鶏肉よりもカロリーが低いのにタンパク質はしっかりあるいい食材なので、これを機にもっとはやってほしいなと思います」と期待を寄せた。
(よろず~ニュース・松田 和城)