人気コスプレイヤー九条ねぎ 「甘神さんちの縁結び」15歳巫女ヒロイン姿で躍動

 人気コスプレイヤー・九条ねぎが9日、東京・アニメイト池袋本店で講談社「週刊少年マガジン」連載中のラブコメ漫画「甘神さんちの縁結び」のイベントに、同作で描かれる三姉妹ヒロインの三女・甘神朝姫(あさひ)のコスプレ姿で登場した。15歳のかわいらしい朝姫を再現するため「メイクを薄くしてすっぴん気味で、胸をつぶしました」と明かした。

 同作の舞台である「甘神神社」の巫女(みこ)衣装に身を包み、訪れた人たちに開運おみくじを配布した。マスカラとアイシャドウなしの”極薄メイク”で臨み、Gカップの胸を隠すためサイズの小さい下着をつけるなどこだわった。「本物の巫女さんみたいなしっかりとした衣装でした。巫女さんの気持ちで今日は立っていました」と話した。

 作中では居候の主人公と、同じ屋根の下で暮らす巫女三姉妹間でのラブコメディーが展開される。三女をコスプレしたが、お気に入りのキャラは長女の八重。「昔からお姉さんキャラが好き。包容力と母性がある雰囲気がいいと思います」と笑顔で語った。第1話冒頭、主人公が八重の胸にぶつかる、いわゆる”ラッキースケベ”シーンが印象的だと、いたずらっぽく笑った。

 コスプレ活動のきっかけは、コミックマーケットやニコニコ超会議などのイベントに通い詰め、グッズを集めるほど”推し”だったコスプレイヤー・LeChat(るしゃ)からの言葉だった。「『ねぎちゃんもコスプレやってみなよ』って言われて、やってみたんです。そこで今まで自分が好きだったキャラクターのコスプレをする楽しさを知りました。もし言われてなかったら、やっていなかったかもしれないですね」と回想。2018年には「五等分の花嫁」の中野三玖のコスプレで、フォロワーが1日で1万人以上増加するほど話題になった。「作者(春場ねぎ)の方が『ヘッドホンをつけた時の髪のたゆみ具合が、再現したかったものと同じでうれしい』ってリツイートしてくださって。その時にすごいファンが増えました」と振り返った。現在はツイッターで23万人以上のフォロワーを誇る。

 昨年末には、2年ぶりに開催されたコミックマーケットに参加。興奮で前日はあまり寝付けなかった。「すごく楽しくて一瞬で終わっちゃった・・・って感じでした。帰りも名残惜しかったです」。入場者数が通常より制限されていたため寂しさを感じたが「コスプレイベントとかこういった店舗さんのお仕事などをしばらくできていなかったので、今年はたくさんできたらいいなと思っています」と前向きに話した。

 同誌で同作の担当編集を務める松井拳矢氏は、「神社ならではのミステリアス要素を含む”新感覚神社ラブコメディ”です」とアピール。2月に発売予定の最新単行本4巻で物語が大きく動き出すことを明かしていた。

(よろず~ニュース・松田 和城)

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