少年マガジンで異色新連載「ガチアクタ」 新人漫画家とグラフィティアーティストがタッグ「新しい絵の楽しさ提供」
期待の新人が異色のコラボレーションを実現させ、16日発売の「週刊少年マガジン」(講談社)で商業誌デビューを飾る。漫画家・裏那圭さんとグラフィティアーティスト・晏童秀吉さんによるバトルアクション「ガチアクタ」が新連載。漫画とグラフィティアートの融合で新風を巻き起こす。
裏那圭さんは週刊少年マガジンの月例賞(MGP)、半年に1回の新人漫画賞で各1回の受賞歴がある。「ガチアクタ」の構想を練る中、グラフィティアートを取り入れることでより面白くなるのではないかと考え、晏童さんの協力を得た。晏童さんとは共通の友人を介して知り合い、ライブペイントを重ねるなどして、親交を深めてきた。「いつか、漫画とグラフィティアートがコラボするような作品を作れたら面白い」と話し合っていたという。
新連載のティザービジュアルでコラボの片りんは垣間見えるが、第1話ではグラフィティアートの要素は控えめ。担当編集者は「今後お話が進むにつれて、街並みであったり服や装飾品の意匠など、様々な場面に反映されていく予定です」と述べた。
下克上バトルアクション「ガチアクタ」は、犯罪者の子孫たちが暮らすスラム街を舞台に、孤児だった少年ルドが差別や貧困から常人離れした身体能力を武器にはい上がる物語。担当編集者は「まずは純粋に作品を楽しんでいただきたいです。作品の楽しみ方は読者が決めるものなので、自由に読んでいただき自由に感じていただきたいです。その前提でですが『ガチアクタ』ではキャラクター、ストーリー、世界設定に加えて“グラフィティアートとの合作”という新しい絵の楽しさも提供できればと思っているので、そこも楽しんでいただけたら嬉しいです」と語った。
(よろず~ニュース・山本 鋼平)