「ポケモンパン」が韓国でブーム BTSメンバーも「もっと売って」日本でも堅調

 韓国で「ポケモンパン」がブームを巻き起こしている。韓国食品大手のSPCサムリップは「ポケモンパン」が2月24日の発売から1週間での販売数が150万個を突破したことを3日に公式サイトで発表。また、韓国の7人組ヒップホップグループ「BTS」メンバー・RMは10日、自身のインスタグラムのストーリーで「どうかもっと売ってください」と投稿し、話題を呼んだ。

 同社の公式サイトによると、「ポケモンパン」は発売当日の明け方から購入を求める人が相次ぎ、一部のコンビニエンスストアの前では同商品を配送する車両を待つ人が現れるほどの人気だという。韓国での「ポケモンパン」は1998年に初めて発売され、パンに同封された「帯付シール」が話題となり、月平均で500万個を売り上げた。販売はいったん終了されたが、再販を求める声が多く、約16年ぶりとなる今回の発売につながった。シールは159種類がランダムで同封されている。

 日本のポケモンパンを製造している第一屋パン キャラクターパン担当の村松剛氏は、よろず~ニュースの取材に対し、隣国でのブームについて「SNSでの盛り上がりを確認していますが直接的な影響があるかは分かりません。ポケモンパン自体の売り上げは好調な推移が続いており、少なからず影響しているのかなと思います」と推測した。

 国内での好調な売れ行きの要因については、昨年11月に発売されたゲーム「ポケットモンスターブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール」と今年1月に発売されたゲーム「Pokémon LEGENDS アルセウス」をあげた。「新作の盛り上がりとともにポケモンファンの方も盛り上がりを見せており、その流れが続いています」という。

 第一屋製パンが発売する「ポケモンパン」はおまけとして、ポケモンなどが描かれたかわいらしいデコキャラシールが封入されている。基本的に20種類のシールが用意され、およそ2カ月の期間で新しいシールに切り替わる。現在販売されているポケモンパンに付いてくる第190弾のシールラインアップは公式サイトで確認できる。

(よろず~ニュース・松田 和城)

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