大御所声優も「この方お上手」と絶賛! 大塚芳忠の声真似動画 声の主を直撃「クスリと笑ってもらえれば」
「この方お上手。
しかも大塚芳忠さんの特徴をよく捉えている(^ω^)」
声優の中田譲治さんが引用リツイートして絶賛したのは、大塚芳忠さんの声真似をして映画のワンシーンにあてた
「あなたが眠っていたのは約4年……えぇ、わかっています。
気になることはたった一つ。HUNTER×HUNTERの連載はまだ始まっていない」という動画。一聴しただけでは本人と判別のつかないこのクオリティ……いったい何者なのか?声の主であるエニグマ伯爵さん(@Earl_Enigma)に話を聞いた。
野中:いつから声真似の活動を始められたのでしょうか?
エニグマ伯爵:昔から表現活動が大好きで小さい頃から色々とやっていたのですが、SNSで発信するような活動は2019年11月からです。声真似やネタ動画を投稿し始めたのは2020年10月頃かと思います。大きく有名になりたいというよりも「見てくれた人がクスリと笑ってくれる」ことが嬉しいです。
野中:心がけていることや参考にしている事を教えてください。
エニグマ伯爵:心がけていることは声真似か否かに関わらずクスリと笑ってもらうコンテンツにすること。もちろん“人を傷つける笑いにしてはいけない”、“原作(オリジナルや引用先)のリスペクトを欠かさない”、“様々な方法を試す”など基本的な部分も常に心がけています。
参考にしていることも沢山ありますが、一番大切にしているのは本質的に“徹底的に真似る”という部分です。自分がいいと思ったものがなぜ面白いと感じたのか分析して、それを反映させる。なんなら他に活用してみて、違和感があれば修正してもう一度試してみる。声真似ならば、大塚芳忠さんの出演する作品で興味ある者を片っ端から視聴したり、好きなキャラクターの言い回しや特徴を掴むところから始めています。
多くの人は私のことを“声真似の人”だと認識していると思うのですが、個人的には「声+α」くらいのつもりです。声には当然“声真似”も含まれていますが、地声や変声など声全般という意味です。ボイスコントともいえるもしれません。
野中:今回、声優の中田譲治さんに「お上手」と言われたご心境は?
エニグマ伯爵:本当に驚きました。驚きすぎて驚けなかったというか……まさか自分のツイートを引用リツイートしているなんて全く思ってもいませんでしたから。いざ理解したとき嬉しさが一気に出てきて人生最大の喜びでした。
大塚芳忠さんの演技をよく知っているであろう方から「特徴を掴んでいる」と言われ、「こだわりを気づいてもらえたんだ!」と努力が報われたような感覚でした。正直どこが掴んでいるのかはうまく言語化できないのですが。これに驕らず今後も楽しみながらクオリティを高めていきたいなと思います。
野中:ご自身の作品の中で好きなものを教えてください。
エニグマ伯爵:どれもお気に入りなので悩んでしまいますが、「ウザいガチョウやってきた」やFGOのコロンブスというキャラクターの声真似で「ハッハー!」と言うだけのものが特に好きです。今何を思って作ったのか今ではわからないのですが、頭空っぽにして笑えます。
それにナナオク氏さん(@nanaoku_h)様がブログに書いていたものを読ませていただいた「死語だらけの走れメロス」はさすが文章のクオリティが高く、今聞いても面白いかなと思います。
視聴者が事前に認識のあるネタが多いので、私の活動は二次創作、三次創作のようなものではないか思っています。0から1を作るより1を10にする方が得意なのかもしれません。「バビ肉山月記」など、自分でネタを考えた動画もありますが、これも「山月記」やナナオク氏さん、「はしょれメロス」などの作品を参考にしています。
野中:今後の野望はありますか?
エニグマ伯爵:いつか本当に大塚芳忠さんにお会いしてみたいです。でもお会いしたら私が声真似していることもバレてしまいますので、実現したいけどしてほしくない複雑な気持ちです(笑)。モノマネ芸人の後ろにご本人が立っていたみたいな。ほかにもいろんなコンテンツに挑戦してみたいと思っていますが、基本的には見てくれた人がクスリと笑ってくれる活動を続けていきたいと思っています。
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落ち込んだ時、心がふさいだ時でもにクスリとできるエグニマ伯爵さんの声真似。ご興味のある方はぜひ彼のTwitterやYouTubeを覗いてみてほしい。
(よろず~ニュース特約・野中 比喩)