秋田のご当地ヒーロー「超神ネイガー」光る動く鳴る!新ギミック誕生 手指消毒で笑顔に
秋田県が誇るご当地ヒーロー「超神ネイガー」の企画やヒーロースーツの制作を手がける有限会社エフツーゾーン(秋田県にかほ市)がこのほど、超神ネイガーの音声メッセージが流れる手指消毒用アルコールディスペンサー連動型ギミックを開発した。ヒーロー制作技術を応用した製品で、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で開発支援の返礼品として提供される(支援募集は5月8日まで)。
手をかざすと自動で消毒用アルコールが噴出する市販のディスペンサーに、ヒーローの仕掛けを取り付けたアイテム。ネイガーのヘルメットを模したデザインの通常タイプと、円形のスピーカーの上ぶたがパカッと開きネイガーが登場する「デラックスタイプ」の2種類がある。どちらもディスペンサーのセンサーと連動しており、手をがざすとライトが点灯し、ネイガーの音声が流れる。
ギミックから流れるメッセージは、ネイガー自らが心を込めて考えた。通常タイプは10種類、デラックスタイプは30種類を収録予定。「おっす、おら超神ネイガー!家(え)のカギ、ちゃんとかげでがら出がけれよ!へばな」「まんま食ったあどはちゃんと歯みがけよ!」「手洗い、うがい、忘れずにな!」などがあり、ヒーローらしく前向きな言葉を掛けてくれる。
ネイガーは2005年にデビュー。ヒーローショーや地元のイベントなどに出演し、絶大な人気を誇っていた。しかし、コロナ禍で子どもたちと触れ合う機会が激減。人気の握手会も実施できなくなった。ネイガーの原作者でエフツーゾーンの代表・海老名保氏によると、年間100件以上のイベントが中止になったという。
海老名氏は「子どもが喜ぶこと」「コロナ対策」「ネイガーらしさ」「17年間のヒーローづくりの技術力」の4つを同時に叶えるアイテムとしてディスペンサー連動ギミックを考案。塗装やプログラミングには同社が培ったヒーロー制作の技術を生かした。「笑えるけど実用性がある」をテーマにしたといい、「自分らしい、ばかばかしいアイディアを思いついた」と胸を張っていた。
(よろず~ニュース・今井 佳奈)