X-GUNさがね正裕 芸能界の闇に迫る映画初主演 パパ活、AV、セクハラ、いじめ

 1990年代後半のテレビ番組「ボキャブラ天国」でブレークしたお笑いコンビ・X-GUN(バツグン)のさがね正裕が9日、東京・港区のユナイテッド・シネマお台場アクアシティで初主演した映画「TURNING POINT」(監督:ハシテツヤ)の上映イベントに、ダブル主演したグラビアアイドル雛田真依羽らとともに参加した。

 アイドルプロデュースに携わった主人公(さがね)が、不本意にグラビアタレントになっていた主人公(雛田)とともに新グループを立ち上げに携わる物語。集められた9人のメンバーそれぞれが悩みや不安を抱え、背後では彼女たちを商品、性の対象としてしか見ない輩がうごめく。パパ活、アダルトビデオ勧誘、セクハラ、スト一カ一、いじめ、生活苦が描かれる。ネットコンテンツ業務を軸に、芸能関係の仕事も行ってきたハシ監督の経験が生かされたという。総勢20人のグラビアタレント、元NMB48の東由樹や元アイドリングの長野せりならアイドル経験者が出演している。

 さがねは「映画を初めて見ました。撮影日数が短く、探り探りの演技でしたが、意外とうまかったですね」と自画自賛。グラビアアイドルからは演技初挑戦の出演者が多かったが「みんな演技がうまくて、僕も負けていられないと思った」と内容にも手応えを口にした。「パート2では、これ以上にいい演技をしていきたい」とシリーズ化を期待していた。

 ハシテツヤ監督は「80%以上本当です。直前で生々過ぎるとクレームが来て台本を変えたのですが」と内容のリアリティーに自信を見せた。雛田は「18歳の時にハシ監督と話した企画が7年越しに実現しました」と考え深げ。「演技は完璧でしたが、下からの煽り撮影はすごく嫌でしたね」と監督にダメ出しし、苦笑させていた。イベントには篠原冴美、原つむぎ、愛萌なの、山本ゆう、伊織いお、なな茶も参加した。

 同映画館での上映イベントは10日まで。以降も上映会、大手動画プラットフォームからの配信などが検討されている。ファンキー加藤が主題歌を担当している。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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