プロ１３戦全勝の人気女性キックボクサー・ぱんちゃん璃奈が１２日、都内でファースト写真集「虹色ぱんちゃん」（ジーオーティー）の発売イベントを行った。乙女の表情で写真集の見どころを語る一方、１９日の「ＴＨＥ　ＭＡＴＣＨ　２０２２」（東京ドーム）で決する那須川天心と武尊の大一番については、ファイターの顔になって天心の勝利を予想した。

　格闘家、秘書、花魁姿に水着、ウエディングドレスなど、ぱんちゃんの“七変化”が収められた。雑誌のグラビア仕事は断ってきたが、写真集は「ファンの方が見てくれるので」と快諾。１０日の発売から評判は上々で「感動しました。格闘家なのに出させていただいてうれしい。７人の違った私が見られる。いろんな洋服を着させてもらい、私が一番楽しかったです。点数は１００ですね。これを手にとって、笑顔になってくれる人がたくさんいると思うので、１００点でないと失礼だと思います」と、プロ意識をのぞかせた。

　紫の衣装に包まれたセクシーな宇宙人の姿がお気に入り。撮影は３回に分けて行われ、かわいらしさを出す際は試合時より４キロ増量し、体に丸みをつけた。「ただただ楽しくて。最初は恥ずかしかったですが、すぐノリノリになりました。彼氏目線、デート目線が多いのかな」と手応えを口にした。一方、本職の姿とのギャップは自覚しており「ファイターの私を知ってから写真集を見てほしい。これを見てからだと、ファイターの私に引くと思います。写真集にファイターの部分もありますが、それ以外は面影がないので」と、少し恥じかしそうに笑った。

　格闘家としては左足の前十字靭帯を断裂し、４月に手術を受けリハビリ中。「これがなかったら本当に家にいるだけの引きこもりでした。ファンと会えるイベントで私が元気をもらえています」と感謝する。那須川天心と武尊の大一番が１９日に迫ってきたが、勝敗の予想を問われると表情を引き締めた。「スピードの速い天心選手の方かな。パワーは武尊選手ですが、スピードがあるのでカウンターとかはもらわないと思います」と、天心の勝利を予想した。自身の再起戦は来春を見据える。「いろんな格闘技の試合を見る度に、動けていいなあと思いますね」と、少し悔しそうに復帰を見据えていた。

（よろず～ニュース・山本 鋼平）