美人尼僧・野寄覚令氏の「毒舌説法」が話題に 一家離散から高級風俗嬢経て出家した“令和の瀬戸内寂聴”
歯切れ良く的を射たアドバイスで“令和の瀬戸内寂聴”の異名を取る、真言宗密教の尼僧・野寄覚令(のより・かくりょう)氏。水商売から高級風俗嬢を経て、2020年に得度。4日からは大阪・MBSラジオで、冠番組「尼のよりんの朝の説法千本ノック」(月、火曜、前5・00)がスタートするなど、注目が高まっている。
幼少期に父親から虐待を受けるなど家庭が崩壊し、10代から自力で生きることを余儀なくされた。大学をすぐに中退して。キャバクラを経て高級ソープに勤務した。20歳で結婚、23歳で離婚も経験し、その後30歳で再婚した現在の夫に紹介される形で師僧に出会い、出家に至った。
インスタグラムで同じ子育て世代から寄せられた悩みに答える中で、独特のワードセンスと切れ味を誇る“毒舌説法”が話題に。野寄氏がもっとも意識しているのは、力のある言葉を最初に繰り出すことだという。「一番最初に心に残る言葉を出していかないと皆さん忘れてしまうので。どういう表現をしたらずっと心に置いておけるのかなと考えることが多かった」と明かした。
その力が磨かれたのは「正直、水商売時代ですね」。「衣装を変えて場が変わると“もう1人の自分”を降臨させやすかった。短い時間で気に入ってもらえないと、次はない世界だったので…。追い詰められると出る言葉のエネルギーってすごいなと。追い込まれることで言葉を紡ぐという訓練になりましたね。自分の中の“引き出し”もすごく増えました」としみじみ語った。
間もなくスタートするラジオの初収録を終えた野寄氏は「初めてで冠番組で、もっとめちゃくちゃ緊張すると思ったんですけど、1ミリも緊張することなく終えることができました」と大物ぶりを発揮。さらに21日には、ラジオでもタッグを組む作家・荒川祐二氏のプロデュースを受け、説法集「だから、あなたは愛されないの」も発売と、関西の朝から、新たな“のよりん旋風”が吹き荒れようとしている。
(よろず~ニュース・福島 大輔)