「有休使って来たよ!」オリックスのナゾ応援グッズが「汎用性高い」と話題 主砲・吉田正尚の発言がきっかけ

 プロ野球・オリックスの応援グッズ「有休使って来たよ!」メッセージフェイスタオルが「汎用性高すぎ」「平日のライブに持って行きたい」などネット上で注目を集めている。この“謎応援グッズ”が商品化に至ったきっかけは選手会長・吉田正尚外野手(29)の発言だという。

 黄色と緑色ベースのタオルに「有休使って来たよ!」の文字が並ぶ。応援メッセージタオルといえば、選手名や「ホームラン!」などと書かれているの一般的。「有休ー」の文字列がテレビ中継で抜かれると、その珍しさに思わず目が止まる。

 よろず~ニュースの取材に応じた、オリックスMD(マーチャンダイジング)企画グループ担当者によると、20年シーズンに声援を送れないファンの思いを選手に届けるため、メッセージタオルの企画がスタート。定番グッズとなり、さまざまなメッセージを商品化した。オリックスがリーグ優勝した昨シーズン。ロッテとの激しい優勝争いの真っ只中、本拠地最終戦(10月21日)セレモニーで吉田正の「まだ有休が残っている方は使っていただき、家族、友だちと一緒に僕たちと戦っていきましょう」という発言が話題に。担当者は「選手の言葉に応えるメッセージがあっても面白いのではと採用しました」。今年3月から販売開始後、好評で売り上げは上位だという。「商品化にあたって選手とやり取りがあった訳ではありませんが、この商品に限らず、選手の言動やファンの方の間で話題になっていることは、グッズにできないかアンテナを張るようにしています」と説明した。

 メッセージタオルは他にも「わたしの推しぴ♡」「全オリファンが泣いた」「心臓がもたん」など、印象的な商品が多数販売されている。担当者は「Bsオリ姫デーのタイミングで発売をしている推し活をイメージしたメッセージは、SNSで探したり、神戸限定のメッセージは、神戸在住の職員と確認をしながら進めたり、ファンの方が実際に使用するイメージを想像しながら企画をしています」と明かした。

 ファン、選手の意見を参考にしながら、常識にとらわれないグッズ作りを行っていく。担当者は「手作りの応援ボードを作っている方もいるので、ファンの方から募集をするともっと面白くなるかなと思っています」と期待を寄せた。

(よろず~ニュース・松田 和城)

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