ONE PIECEの尾田栄一郎氏が食べた大阪“400万円のたこ焼き” 店員気付かず→なぜかファンは店を特定
国民的人気漫画「ONE PIECE」の作者・尾田栄一郎氏が、大阪市を訪れた際に食べた「400万円のたこ焼き」を出す店に、ファンが続々と訪れている。
公開中のアニメ映画「ONE PIECE FILM RED」の入場者プレゼントとして配布された「ONE PIECE」コミックス-巻四十億“RED”-で尾田氏は、メニューに6個“400万円”と書かれた「とあるたこ焼き屋」に行ったエピソードを明かした。500円を渡すと女性店員が「おつり100万円ねー」といって100円をくれたといい「ハイパーインフレか!!!」と結んでいる。
大阪の繁華街・アメリカ村のたこ焼き店「大たこ焼き しらんがな!!」の藤原大地さん(30)は「“とあるたこ焼き屋”はうちのことです。尾田先生は最近顔出しをされていないので、来店されていたことはまったく覚えていない。応対した女性スタッフも気づかなかった」と振り返る。四十億巻の刊行直後、周囲や客から「おまえの店のことやろ」「ここの店のことですよね?」との声やLINEが殺到。ようやく、尾田氏が来店したことを知った。
店員がまったく気づいていないのに、なぜ読者は店が特定できたのか?藤原さんは「メニューが全部“万円”単位で書かれているのは大阪でもアメ村でもうちくらいで…」と明かす。店頭の看板には「ネギ塩大盛6個600万円」「ソフトドリンク300万円」などの文字が躍る。もちろんギャグで「万」を取れば正規の値段に。「ちょっと漢字が読める外国人の方で『ヤバい!』と思って逃げていく方もいらっしゃいます」と、ナニワのボケとツッコミが体感できる店のようだ。
アメリカ村はたこ焼きの激戦区。原材料の高騰で、尾田氏が食べたたこ焼きも9月から“500万円”に値上げとなったが「尾田先生が店に来てくれたことはうれしい。一生ものですね。買ってくれる人が増えた」と“ワンピース効果”に感謝しきりだ。「ただ、やっぱりサインが欲しかった。今度来られる時はこそっと名乗り出て下さい。タダにしますので、サインを…」と、再来店を熱望していた。
(よろず~ニュース・杉田 康人)