五ノ井里奈さん支援の超党派議員が警告 止まぬネット中傷に「絶対にやめろ」
陸上自衛隊郡山駐屯地(福島県)に所属していた元女性自衛官・五ノ井里奈さん(23)が、複数の男性隊員から性被害を受けていた問題で、五ノ井さんが17日、都内で会見を開き、加害者の隊員4人から直接謝罪を受けたことを明らかにした。
五ノ井さんを支援する超党派の議員が、会見に同席した。日本維新の会・岩谷良平衆院議員(42)は「五ノ井さんはセクハラ被害だけではなく、インターネットの誹謗中傷にも遭われておられます。加害行為を行っている方、またはそのような行為を行おうとしてる方がいたらですね、侮辱罪の厳罰化も行われていますから、絶対にやめろと申し上げたい」と、強い口調で警告した。
岩谷氏は続けて「我が党もネットの誹謗中傷の対策法案を提出しておりますけど、政府も与党も野党も、この問題を真摯(しんし)に議論して前に進めていかないといけない」と強調した。
社民党党首の福島瑞穂参院議員(66)は「加害者がこういうふうにきちっと謝罪するのは、セクシャルハラスメントのケースで実はそんなに多くないと思います。ここまでやってきた五ノ井さんに敬意を表したい」とした。
福島氏は「今までの防衛省はセクシャルハラスメントの裁判で負けたり、いろんなケースがあります。セクシャルハラスメントが根絶されるように、啓発と救済を含めて、しっかり行われるように国会の中からもしっかり監視をしていきたい。もちろん、五ノ井さんを全面的に支援していきます」とバックアップを約束した。
この日の五ノ井さんの会見には、他にも立憲民主党の原口一博衆院議員(63)、岡本章子衆院議員(58)、れいわ新選組の櫛渕万里衆院議員(55)、共産党の本村伸子衆院議員(49)が同席した。
(よろず~ニュース・杉田 康人)