大人気モバイルゲーム「プロ野球スピリッツＡ（プロスピＡ）」で、オリックスや米大リーグ・マリナーズなどで活躍したイチロー氏（４８）が選んだ１２球団各１名のレジェンドＯＢが登場するスカウト（ガチャ）「イチローセレクション」が２１日、始まった。ＯＢ１２名について“イチロー節”を交えながら語るインタビュー動画が、公式ユーチューブチャンネルで公開されている。

　イチロー氏は、セレクションの日本ハム枠に、ＴＢＳ系「サンデーモーニング」の番組内でコメンテーターを務め「喝！」でおなじみの張本勲氏（82）を選出した。張本氏は、日米通算で２００９年にイチロー氏に抜かれるまで、通算３０８５安打の最多安打記録を保持。ＮＰＢ単独では、３０００本以上の安打を放った唯一の選手だ。

　選出理由についてイチロー氏は「張本さんは、ああ見えて…ああ見えてって、どう見えてって話なんですが」としつつ、１９７７年に王貞治氏がメジャー最多記録を超える７５６本塁打を達成した場面について言及。王氏が両手を広げて喜ぶ後ろで、次打者の張本氏が歓喜の大ジャンプをしている写真は野球ファンの間ではよく知られている。イチロー氏は「人の記録であんな表現ができるのってめちゃいい人なんだと思う。チームメイトとしては一緒に戦っていたい選手なんじゃないかなって。あの写真を見て想像するんですよね」と話した。

　「イチローセレクション」に登場する他１１名は、ヤクルト・金田正一、阪神・掛布雅之、巨人・王貞治、広島・野村謙二郎、中日・松坂大輔、ＤｅＮＡ・佐々木主浩、オリックス・福良淳一、ロッテ・ヒルマン、楽天・ジョーンズ、ソフトバンク・城島健司、西武・秋山幸二となっている。豪華メンバーにイチロー氏は「（張本氏に）喝を入れられるんじゃないか。チームメイトから！そういう意味も込めて張本さん」と笑顔で語った。

　イチロー氏は動画で他にも、張本氏と対話した過去のエピソードや、現役時代に苦しめられた、憧れた、苦境を共にした、それぞれの選手について熱弁している。

（よろず～ニュース編集部）