宮川たま子 師匠の宮川大助・花子と沖縄との思い出語る「動けるようになったら一緒に行こう」

 沖縄県浦添市出身のタレント・宮川たま子(42)が、11月6日に大阪・なんばの「イエスシアター」で行われる「ハイサイ!うた自慢まち自慢 2022沖縄大会」に出演する。地元を離れ師匠の夫婦漫才師コンビ宮川大助・花子と過ごした住み込み弟子時代や、沖縄での思い出を語った。

 沖縄県内の現役市町村長が歌で地元をアピールする「うた自慢」の決勝戦で、予選を勝ち抜いた5名が出場する。沖縄国際映画祭の宣伝で県内41市町村を訪れたことがあるたま子は「中城村長の浜田京介さんは、村長室に行った時に急に殺陣をやってきたのでパフォーマンスが好きみたい。何か余興をやってきそう。与那原町長の照屋勉さんは夜、カラオケを歌っているのを見たことがあります」と“有力候補”を予想。「市町村長さんたちの面白さを引き出す役目」と意気込んだ。

 たま子は2001年に、お笑いの世界を目指し地元・沖縄を離れて大阪へ。吉本興業の養成所・NSCに入学した。卒業後の22、23歳の頃は、宮川大助・花子の「最後の住み込みの弟子」として約2年間、夫婦と生活をともにした。

 弟子の役割は庭掃除やアイロンがけ、営業の同行など多岐にわたるが、たま子は「沖縄と文化の違いでトロかったので、ペースに合わせるのが大変だった」と振り返る。師匠の大助が買いためた好物のコーヒー牛乳を大助の留守の間に飲み干したり、ルイ・ヴィトンの靴を勝手に履いたり、花子が買ってきた服を勝手に着たりと、数々の「やらかし」を叱られたことも。「本当は(弟子が)世話をしないといけないけど、世話をされていた感じがする」と感謝している。

 住み込み後は通い弟子になり、約10年前からは東京に拠点を移した。「この世界の親」という師匠夫婦の元を離れて「独り立ち」した現在は、女優としても活動している。

 師匠とは今も頻繁に連絡を取るといい「花子師匠からフェイスブックのメッセンジャーで来ます。あと、フェイスブックで動きをチェックしてコメントもめっちゃくれます」。花子が多発性骨髄腫のため闘病していることやコロナ禍の影響もあり対面は避けているが、離れていても見守られている。

 大助との電話では、一緒に行った沖縄を懐かしむこともある。「花子師匠の運転でドライブして、窓を開けて休んでいたら蚊が入ってきてみんなで刺されまくった話とか、国際通りのお土産物店でぶつぶつのゴーヤーのぞうりを買って履いてみんなで痛いってなった思い出話をします。今は花子師匠が動けない状態なので、動けるようになったら一緒に沖縄に行こう、早く元気になってくださいよって話をしてます」と近況を語った。

 「うた自慢まち自慢-」は観覧無料で、事前の抽選申し込みが必要。沖縄国際映画祭の公式サイト内、「うた自慢まち自慢-」の案内に申し込みフォームが掲載されている。29日午後11時59分まで受け付ける。

(よろず~ニュース・今井 佳奈)

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