舌説法が話題となり、“令和の瀬戸内寂聴”の異名も取る尼僧・野寄覚令氏が、神戸市の玉龍寺でトークイベントを行った。

　第３子の出産を間近に控える野寄氏にとって、出産前最後となるイベント。会場には全国から１００人以上のファンが訪れた。質問コーナーでは、男児３人の母親から「幸せなのですが、やっぱり大変でたまに乱れてしまう自分がいる」と悩みを打ち明けられ、「もっと人を頼って下さい。男の子ばかり３人とかはキャパ的にも無理なので、もっと図太く。人を巻き込んでシフト制にして、１人１時間ずつ預かってくれる人が１０人いるだけでも、自分の時間が１０時間取れる。そういうコミュニティを作る力をつけていきましょう」と明快に答えた。

　イベントを終えた野寄氏は「これから結婚するって人や、子育てをしていてこれから家庭をより良くしていきたいって人をメインにいろいろ伝えていくことが、そのまま子供さんたちの教育につながっていく。どんな生き方、考え方、行動をしていくと、先祖や子孫も含めトータルで良くなっていくのかいうことを伝えていきたいです」と話した。

（よろず～ニュース編集部）