「ジャンプSQ.」創刊15周年記念号 史上初の新人賞入選作が誕生 「テニプリ」許斐剛氏が賛辞
月刊漫画誌「ジャンプSQ.」(集英社)12月号が4日に発売され、創刊15周年の記念号として二大特別付録がついた。また、同誌の新人漫画賞で史上初となる入選作品が発表された。
同誌の看板作品「青の祓魔師」(作・加藤和恵)が表紙を飾った記念号。付録のB4サイズの特製二つ折り両面ポスターでは、表面に現在の連載作品、裏面には過去にメディア化された人気作品が華やかに共演した。12月3日公開の劇場版アニメ「映画『THE FIRST SLUM DUNK』」の特製B5クリアファイルも付録についた。
また、「ジャンプSQ.新人漫画賞」では、細見ジダさんの「ヘルクック」が史上初の入選に選出。来年1月4日に発売される2023年2月特大号で掲載される。
「ヘルクック」は地獄に迷い込んだ少女・ハルが、恐ろしい風貌の怪物・ヘルクックに遭遇し、料理人としての弟子入りを志願される。地獄を幸せにするためにヘルクックのキッチンカーが走り出す、という物語。
「テニスの王子様」で知られる漫画家・許斐剛氏は「物語のテンポも良くキャラクターも生き生きしていて面白かった。『食事だ!!!』にもっていく演出力やスピード感も見事です。お客様はサタン様など所々に散りばめられた小ネタも良い味を出していました」とコメント。編集部は「魔界×料理という独創的なアイデアが面白い。ハイテンションでテンポ良く物語を展開させ、ヘルクックというキャラを最後まで見事に描き切っている。見開きや演出にも作者の意図やこだわりが感じられた。作家の実力を存分に感じる良い読み切り作品だった」と談話を寄せた。
(よろず~ニュース編集部)