ピン芸人日本一決定戦「Ｒ－１グランプリ２０２３」が開催されることが１０日、Ｒ－１グランプリ２０２３事務局から発表された。都内のよしもと有楽町シアターで「やります会見」が開かれ、カンテレ・フジテレビ系で放送される２０２３年春の決勝戦ＭＣを務めるお笑いコンビ・霜降り明星のせいや（３０）と粗品（２９）、２０２２年の第２０回大会優勝者・お見送り芸人しんいち（３７）、準優勝者のＺＡＺＹ（３４）らが出席した。

　Ｒ－１制覇で、芸人人生が一変したと振り返るしんいち。会見では優勝トロフィーの返還式が行われたが「これ、返すやつでしたっけ？返したくない」と拒否反応を示した。３月６日のＶ翌日から、どんな仕事の現場にもトロフィーを毎回持参。「秋田の秘湯ロケにも持っていった」と、自身の“存在証明”にしていた。トロフィーの底は、わずか８カ月で黒ずんでいた。

　ＺＡＺＹは「トロフィーがなくなったら仕事６割くらい減る」とツッコみ、粗品は「持ってなかったら金髪のチンピラ」とイジる。トロフィー返却を求める異例の誓約書も用意され、しんいちは「そんな悪いことしたっけ？」と言いながらしぶしぶサインした。

　２０２３年春のＲ－１決勝戦までは優勝者として、トロフィーを持つことが許されたしんいちは「来春まで持っていていいんですね？」と喜ぶ。せいやは「『トロフィー商法もうしません。申し訳ございませんでした』と言え！カンテレは怒っています」と、しんいちの“トロフィー商法”を指摘していた。

（よろず～ニュース・杉田 康人）