「まじか、ここだけ時が進んでいない」東京都内とは思えない桐ヶ丘団地のレトロすぎる風景が話題に
東京都内とは思えない桐ヶ丘団地のレトロすぎる風景がSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのはフリーのフォトグラファーとして活動するなるきむさん(@narukim_sanpo)が
「東京のとある団地
まじか、ここだけ時が進んでいない」
と投稿した写真たち。
万国旗のひらめく広場に朽ちかけた遊具、そしてお客が来る気配もない寂れた商店たち…最近はやりのわざとらしい昭和感ではなく、ここにあるのはガチ昭和だ。
東京都北区最大のマンモス団地で「2ちゃんねる」創設者、西村博之さんの出身地としても名高い桐ヶ丘団地だが、実際の風景を見る機会はなかなかない。なるきむさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「懐かしいな。地元だ。
商店街は小学生頃まで溜まり場だったな…。
駄菓子屋は確かアサマヤだったかな。パン屋は袋いっぱいパン耳が10円だった。玩具屋でドラクエのバトエン買うのが楽しみだった。
文具屋の息子と豆腐屋の孫が同級生だった。
アーケードゲームのコンセント抜いて怒られたことあったな…」
「プレバト!のスプレーアートの団地ですね。」
「ここにある角打ちとから揚げ屋と惣菜屋がいいんだよなあ」
「赤羽のヤマナカ模型へ行く時の道程だな。時間が止まったかのような絵になる夕焼けレトロ空間。」
など数々のコメントが寄せられている。なるきむさんにお話を聞いた。
中将タカノリ(以下「中将」):今回、桐ヶ丘団地に足を運ばれた経緯をお聞かせください。
なるきむ:私は疑似的に異世界へトリップしたかのような、観光地とはまた違う非日常を味わえる空間が好きでこの度こちらへ訪問しました。
中将:団地内をご覧になったご感想をお聞かせください。
なるきむ:時が止まってるかのような光景でした。私は昭和当時を知らない平成生まれなのですが、どこか懐かしく感じてしまいます。この違和感がたまらないです。あとここにある宮崎商店という惣菜屋、おススメです!
中将:赤羽駅が最寄りのようですが、現地までのアクセスへの印象や周辺地域と団地内の違いについてご感想をお聞かせください。
なるきむ:今回散歩がてら駅から徒歩で向かいましたが、確かに遠い印象でした。バスに乗ればそうでもないのかなという印象です。
徒歩の際「ヌーヴェル赤羽台」という綺麗目な団地を通って来たんですが、そこからのギャップに驚きました(笑)
ーー今回の反響へのご感想をお聞かせください。
なるきむ:こちらの商店街に対してマイナスな意見が一つも見受けられませんでした。「行ってみたい」や「懐かしい」など、皆さんこういった場所がお好きでなによりです!
◇ ◇
みなさんの身近にはこういった風景は残っているだろうか?いずれ再開発などで綺麗さっぱり無くなってしまう前に、各所の昭和スポットに足を運ぶのもいいかもしれない。
なお今回の話題を提供してくれたなるきむさんは日々、TwitterやInstagramでさまざまな写真作品を公開中。桐ヶ丘団地のようにレトロな風景も多数アップされているので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
(よろず~ニュース特約・中将タカノリ)