将棋・堀口一史座七段が八段に昇段 七段昇段から苦節18年半 藤井五冠戦での“奇行”でも話題に

 日本将棋連盟は16日、堀口一史座七段が15日の第81期順位戦C級2組・佐藤紳哉七段戦に勝利し、同日付で八段に昇段したことを発表した。七段昇段後、公式戦190勝の昇段規定を満たしたため。

 堀口八段は1995年度後期の奨励会三段リーグを突破してプロ入り。プロ4年目の99年度には木村一基九段(当時五段)に続く2位となる勝率・758をマークし、全盛期にあった羽生善治九段(当時四冠)をも上回った。

 2002年には第20回朝日オープン将棋選手権で優勝。04年には順位戦B級1組に昇級し七段に昇段した。だが13年後半に病気療養のため休場すると、成績が悪化。七段から八段までの昇段に18年半を要した。今年度は10連敗中、順位戦に限れば20年度から18連敗中だったが、ともにストップしての昇段達成となった。

 近年は対局室での“奇行”が話題に。19年度の第78期順位戦C級1組で藤井聡太五冠(当時七段)との対局では、入室直後に両手を広げて報道陣にポーズを取り、その後あおむけに寝そべるなどし、さらに対局はわずか83分で投了して物議を醸した。

(よろず~ニュース編集部)

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