元格闘家・小路晃氏、富山県議選出馬へ決意「ボブチャンチンに心を動かされた」
参政党が28日、国会内で定例会見を開き、2023年4月の統一地方選で行われる全国の県議会議員選挙での第1次公認候補予定者15人を発表した。富山県議選(4月8日投開票予定)の富山市選挙区で立候補予定で、総合格闘技のPRIDEやプロレスラーとしても活躍した元格闘家の小路晃氏(48)は「富山県は自民王国ですけれど、富山に新しい風…いや、台風を吹かせるつもりで挑みます」と、政界挑戦への決意を述べた。
1997年の10・11東京ドームで行われたPRIDE・1大会では、ヘンゾ・グレイシーと戦い引き分け。グレイシー一族に負けなかった男は「ミスターPRIDE」「最後の日本男児」と呼ばれ、人気を博した。現在は富山県内でラーメンチェーンを経営。「プロの格闘家をしておりました。柔道15年。プロ格闘家15年。計30年、一点の曇りもなく真剣勝負の世界で戦っておりました。この日本男児を、この国に生かしたい」とあいさつした。
PRIDE・5大会(99年4月29日、名古屋レインボーホール=現在の日本ガイシホール)で対戦したウクライナの総合格闘家、イゴール・ボブチャンチン(48)がロシアの侵攻を受ける同国で物資を運び、戦っているという報道に心を動かされたといい「政治を勉強するうちに、日本の危機的状況にあることを知った。戦友がウクライナで国のために戦っているのに、経営者のままでいいのかと。国を守るという意味で決意した」と話した。
格闘技やプロレス「ハッスル」のマットで、熱いマイクアピールをしていた小路氏だが、この日は緊張しきり。「妻、家族、社員、お客さま。そして、ふるさと・富山。さらに日本全体、強い国にしたいという思いで今回チャレンジします」と声を張り上げた。
(よろず~ニュース・杉田 康人)