日本唯一のビックリマン生産地 滋賀県の近江エリアとロッテがコラボシールで地域振興目指す

 ロッテの人気チョコレート菓子「ビックリマン」と滋賀県の東おうみ地域(近江八幡市、東近江市、日野町、竜王町)がコラボレーションし、人気キャラクターと2市2町が融合したデザインのビックリマン限定BIGシールが配布される周遊スタンプラリー企画を開催する。期日は1月15日から2月11日まで。

 東近江観光振興協議会が運営。ビックリマンチョコを日本で唯一生産しているロッテ滋賀工場が近江八幡市に構える縁で、約1年間の準備期間を経て実現した。参加者は指定の協賛店で買い物、飲食500円以上でスタンプを取得。2市2町でそれぞれ1つずつスタンプを集め、4つのスタンプで台紙を完成させる。道の駅・竜王かがみの里(竜王町鏡)休憩所内観光案内所で、各日指定時刻(午後3時から同4時30分)の間、完成した台紙1枚と希望シール1枚を交換する。基本的に1日つき交換可能なシールは1枚のみ。平日に各種60枚、休日は同150枚が準備される。

 シールは通常の約4.8センチ四方から約7.2センチ四方のビッグサイズに。裏面を4枚組み合わせると新たに一つのデザインが完成する。2市2町とビックリマンキャラのコラボデザインには、それぞれエピソードが込められた。

 スーパーゼウスは近江八幡市とコラボ。全知全能の神ゼウスと織田信長が“共闘”し、時代を超えて近江八幡市からの天下統一に向け出陣するデザインとなった。なお、安土城郭資料館では、幻の名城・安土城を内部まで再現した模型が展示されている。

 十字架天使は東近江市とコラボ。ふたりの天皇兄弟から愛された額田王がモデルにされた。十字架天使が着用する花冠は市の花むらさきが描かれ、アローには、県内生産量1位のいちごがトッピングされた。なお、船岡山公園では約100種類の万葉植物を植えた万葉植物園、当時の遊猟をしのばせる巨大な万葉レリーフが設置されている。

 ヘラクライストは日野町とコラボ。ヘラクライストは、日野町の英雄である蒲生氏郷公と共鳴。戦場では銀の鯰尾の兜をかぶり駆け、茶道は利休七哲筆頭だった英雄と合体し、文武両道の聖ボット・ヘラクレオン氏郷に進化した。

 ヘッドロココは竜王町とコラボ。近江牛発祥の土地柄を表し牛に騎乗。フルーツ王国である竜王町の各品種を身に着けた竜の兜と盾で疾走する。

 スタンプ台紙のダウンロード、協賛店の詳細は東近江観光振興協議会「滋賀・東おうみ観光Navi」まで。同協議会の担当者は「この機会にシールを楽しみながら、2市2町も巡って楽しんでほしいです。シールはひとり当たり1日1枚の配布にして、できるだけ多くの方に楽しんでもらいたいと考えました」と話した。

 なお、ロッテは今回をビックリマン地方創生プロジェクト第1弾と位置付け。今後は地方を盛り上げる企画に、ビックリマンブランドによる貢献を積極的に行う方針を示している。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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