不二子がキャッツ3姉妹に加入プランも「ルパン三世VSキャッツ・アイ」栗田貫一、戸田恵子が決意
Amazonのオリジナル作品で、Prime Videoにて27日から配信される「ルパン三世VSキャッツ・アイ」のプレミア上映が24日、都内で行われ、ルパン三世役の栗田貫一、キャッツアイ来生瞳役の戸田恵子、瀬下寛之監督が登壇。12年前のCMで“キャッツアイ森三中”として話題を集めた女性お笑いトリオ・森三中も、再びレオタード姿で駆けつけた。
定期的に新作が登場する「ルパン三世」だけでなく、1983年にテレビシリーズがスタートした「キャッツ・アイ」の大半も当時の声優陣が続投。2019年の「劇場版シティーハンター〈新宿プライベート・アイズ〉」以来に瞳を演じる戸田は「『ルパン三世』というビッグタイトルと一緒に画角の中に収まることができてのけぞっています。とても光栄なことで、(アニメ放送終了から)40年近く経っているのに私達オリジナルの声優キャストを起用していただいて本当に感謝の一言です」と感慨深げ。一方の栗田は「『ルパン三世VSコナン』は以前制作されたので、キャッツアイとの対決もくるだろうと予想していました。不二子がキャッツ三姉妹と並んでも違和感がないですし。いずれ時がきたら『アンパンマン』の世界に入ろうと思っています」と貫禄を漂わせた。
瀬下監督は「キャラの個性が強く、声優の方々も強烈にお上手なので、最初の段階からオリジナルキャスト以外想像がつきませんでした。伝統あるキャラクター、ストーリーなので、ルパンの存在感は全キャラの中でもすごいんです。そのルパンと、一番若く、まさにこれから成長していく初々しい『愛』をカップリングすることで、新しいドラマが生まれるのではと思いました」と声優への考えを明かした。そして「実は、不二子が4人目のキャッツアイになるプロットも考えていたんですよ。ある事件で服がボロボロになった不二子にキャッツ3姉妹が替えのレオタードを渡す、という(笑)」と、裏話も披露した。
泥棒と怪盗がコラボするストーリーにちなみ「今年一番盗みたいものは」との質問が。栗田は「物価高」として「みんな困ってしまっているから、盗めば物価も下がるのかな」と話した。戸田は「世界中のフリージアの花」と答え「とても甘い香りがして官能的で甘美。全部盗んで部屋に飾ってみたいです」と説明。森三中の3人は「心」として「今日の舞台挨拶をテレビや新聞で小中学生が見てくれた時に『小太りのおばさんが一生懸命頑張っている!』と、心奪われてくれたら。画面の前の小中学生の心を奪いたい!」と、名作ルパン映画の名せりふを彷彿させるコメントを繰り出した。
期待が高まるビックタイトル同士のコラボ。栗田は「良い人生ドラマのようでもあり、予想を裏切られてビックリしました。パート2があっても良いかも!」と意味深に語り、戸田は「改めてルパンは色気がありとてもかっこいい大人だと思いました。意外な展開のお話に驚き、ハートウォーミングなところもあり色気あるルパンに心奪われました。どうぞお楽しみください!」と呼びかけた。
なお、同作のオリジナル・サウンドトラック、主題歌配信シングルが27日に配信される。サントラには、劇中で使用された「ルパン三世」「キャッツ・アイ」BGMをはじめ、fox capture planが新たに書き下ろしたオープニングテーマや、杏里が歌唱する主題歌「CAT'S EYE 2023」など全62曲が収録された。
(よろず~ニュース編集部)