ナルト、サスケ、サクラ、カカシ、イタチ、ボルトという人気キャラクターとともに仮想空間で忍者への訓練を体験するメタバースアトラクション「NARUTO×BORUTO VR」が今春、公開される。テレビ東京が２６日、都内で会見し、人気アニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」と「BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATION」の仮想空間を舞台に、アニメの世界を縦横無尽に動き回る体験を提供する新事業を発表した。都内で３月２１日から稼働がスタートする。

　ＶＲゴーグルの向こうに広がる木の葉隠れの里。訓練は４つ。「歩行とジャンプ」で基本動作を、「螺旋丸」で必殺技を、「チャクラ刀」で刀を使った接近戦を、「ラスボスと対決」では尾獣の守鶴と対決する。同社の石川一郎社長は「NARUTOはテレビ東京にとって重要な、世界に誇るコンテンツ。多くのファンの方々に楽しんでもらいたい」と胸を張った。同社の各所から新事業案を募る「特別トライ企画」の一環で、同ジャンルで独自特許を持つFive for社と協力し、プレイヤーがその場をほぼ動かずに歩く、走る、ジャンプする機能が搭載された。

　当面は会場現地でのアトラクションとして稼働させ、今後は国内、海外への進出を目指す。将来的には仮想空間内でのプレイヤー同士による交流、空間内でのアイテム購入などへの構想も浮上している。

　カカシのコスプレ姿で司会を務めた藤井由依アナが、アトラクションを実際に体験。ナルト、カカシと協力して守鶴を倒した。ゴーグル姿で奮闘し「こっけいな姿で息切れが…」と額の汗をぬぐい「皆さんも全力で戦ってほしいです」と呼びかけた。

　同アトラクション「NARUTO×BORUTO VR　Mission:ZERO」は３月２１日から５月２８日まで、東京・江東区のダイバーシティ東京プラザで開催される。３月１７日から４日間は先行プレミアム体験期間。チケット、料金等の詳細は同アトラクションの公式サイトまで。

（よろず～ニュース・山本 鋼平）