子供が「DS欲しい」→お手製“厚紙DS”プレゼント 「これじゃない」と不評も16年後に「かっこいい!」と反響

 2004年に発売された「ニンテンドーDS」は、2000年代を少年少女として過ごした人のほとんどが一度は必ず欲しがったゲーム機だ。買ってほしい、いや、買わない-。親と子の攻防が多くの家庭で繰り広げられた。そんな中「DSが欲しい」とねだる娘にプレゼントしたお手製の“厚紙DS”が「めちゃめちゃクオリティー高い」「かっこいい!」と話題を呼んでいる。

 ブローチなどユニークなアイデアグッズをツイッターに投稿するサトラボ(@satolabo0125)さんが15日、「16年前 子供から『DS欲しい』と言われ渡した厚紙DS、置いときます。『これじゃない』と言われた思い出」とつづり、本物そっくりの厚紙製DSの写真を投稿。「めちゃめちゃクオリティー高い」「かっこいい!」「すごい才能」「厚紙でDSが作れちゃうの、すごい」など多くの反響が寄せられている。

 サトラボさんによると、製作のきっかけは「娘がDSを欲しがった年齢が4歳だったこともあり、まだ本物は早いかなーと」という親心。厚紙といえど、画面部分は紙を差し込めるようになっており、その紙にゲーム画面を描くことでプレイの疑似体験が可能という心憎い仕掛けも。また、サイズ感も忠実に再現したほか「タッチペンを収納出来るようにするのに、てこずった思い出があります」と細部までこだわりが詰まっている。

 創意工夫を凝らした力作だったが、いざ渡してみると「全然納得してませんでした(笑)」とリアクションも本物同様とはならず。「(遊んでくれたのが)ちょっとだけだったので、16年経ってもわりときれいです」と明かした。ちなみにサトラボさんによると、娘さんはこの数年後「小学生になり、周りのお友達がゲームを持ち出したタイミング」で本物のDSを手にしたという。

 昔から工作が好きだったというサトラボさんはコロナが流行後、自宅にいる時間が増えたこともあり、数多くのアイデアグッズをツイッターに投稿。1月23日には「さりげなく意思表示できる木製ブローチ」を公開し、約800件の「いいね」を集めた。今回の“厚紙DS”には2000件以上の「いいね」が寄せられ「とても嬉しかったです」としながらも「普段作ってる作品より反応がよかったのは若干、複雑ではありますが(笑)」と心境を明かしていた。

(よろず~ニュース・藤丸 紘生)

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