お笑いコンビ・NON STYLEの石田明（43）が20日、大阪市内で、自身がプロデュースするコメディーイベント「大阪文化芸術創出事業『ワラウナンバ』」（3月3～5日、道頓堀商店街・ミナミ千日前商店街・千日前商店街ほか）の取材会に出席し、「いつでも動画が撮れる準備をしておいてほしい」とイベントをアピール。世間を騒がせている飲食店での迷惑行為動画には「ズレた笑い」とダメ出しした。

　同イベントは、日本屈指の劇場街として発展したナンバ周辺の街中を石田がコメディー仕様にプロデュース。3日間にわたり、街の各地でライブやストリートパフォーマンスが繰り広げられる。

　昨年10月に開催された大阪城天守閣復興90周年記念事業「大阪城夢祭」でも、石田は昔の大阪の町並みを再現した「大阪楽市楽座」をプロデュースした。今回は街そのものを舞台に笑いを仕掛ける。「街自体が面白い、ナンバ自体がステージみたいなことができれば」と話し「国内外の方に気軽に楽しんでもらえるものにしたい」と語った。

　ストリートパフォーマンスなど、無料で楽しめる仕掛けもたっぷり。「告知もなく急に道端で面白いことが起きたりする。いつ何が起こるか分からないので、油断しないでください」と呼びかけ、「スマホを見てたら損。いつでも動画を撮れる準備をしておいてほしい」とアピールした。

　同じ“動画”でも、現在世間を騒がせているのは、大手回転ずしチェーン「スシロー」など、飲食店での迷惑行為動画。石田はそれらの行為を「ズレた笑い」とバッサリ。「ズレまくっている。世の中にはいろんな言い分があると思うんですけど、僕の中では、その前に『スベってるで』ってことがあって。はみ出すことは誰でもできる。いかにはみ出さずに面白いことをやるか」と熱弁した。吉本興業のお笑い養成所・NSCで講師を務める石田は「NSCに来てもらえれば、厳しく指導します。間違っている人にはバシッといくんで」と宣言していた。

（よろず～ニュース・藤丸 紘生）