ガーシー参院議員がトルコへ出発 歳費1800万円受け取らないと表明「これで税金泥棒と言われる筋合いはない」
NHK党のガーシー参院議員(51、本名・東谷義和)が5日、自身のSNSで、滞在先のドバイからトルコのイスタンブールへ向かうことを明らかにした。日本時間の同日、ドバイ空港からインスタライブで配信。「トルコに向かいます。イスタンブールから車で被災地に救援物資を運ぶ。被災地には日本人もいる。そういった声を届けられたら」と訴えた。
8日の参院本会議で陳謝する予定で、帰国→陳謝しなければ除名も不可避になるが、4日に同党の立花孝志党首(55)、政策秘書とも協議。「8日に帰る飛行機も押さえてある。帰れなかった時のことも話しました。党として全力でサポートしますということだった」と覚悟の出国だ。
7月の参院選当選後、一度も登院していないガーシー氏が歳費を受け取ることへの批判もあるが「歳費は返すつもりで、これで税金泥棒と言われる筋合いはない。(これまでの歳費)1800万円は手につけません」と主張した。NHK党に預けるといい「国民のために使ってくださいと言った。少なくともトルコの被災地には1500万円くらいは寄付してくださいと話した」と明かした。
自身への批判をひとつひとつ消していくと意気込んだが、帰国については「帰る意識はありますが、ギリギリまで考えます」と決めかねているようだ。1995年の阪神大震災を体験したガーシー氏は「トルコに行くことは前から言っていた。除名されるかもしれないけど、政治家としてトルコに行くことは意味がある。自腹を切って、何かを伝えられるということが国会議員の仕事だと思う」として“逃亡”の意図は否定した。
(よろず~ニュース・杉田 康人)