N党・立花党首、ガーシー議員の電撃帰国は「ゼロではない」 党首をも出し抜く帰国に期待「私すらもだまして」

 NHK党・立花孝志党首が7日、大阪府庁で、自らがプロデュースする政治団体「政治家女子48党」から大阪府知事選に立候補する、さとうさやか氏の記者会見に同席。8日の参院本会議を欠席することが決定的となったNHK党・ガーシー参院議員(本名・東谷義和)について「ひょっとしたら帰国する可能性もゼロではないと思っている」と“電撃帰国”のシナリオについて言及した。

 トルコに滞在中のガーシー氏は8日午前10時からの参院本会議で陳謝が予定されていたが、本会議出席に合わせ帰国しないことを関係者に報告。立花氏によると、ガーシー氏は7日午後3時の時点で、秘書を通じて本会議には出席できない旨を説明した動画を参院事務局に届け出たが「文書ではない」という理由から受け取りを拒否されたという。

 一時は決意を固めた帰国を見送った理由について、立花氏は「警察の恣意(しい)的な捜査が行われている。警察の動きをしっかりと確認してから」と説明。本会議を欠席することで可能性が浮上する除名処分よりも、拘束されることで自身の発信を止められることを避けたいというガーシー氏の思いを明かし、立花氏も「そこの気持ちは分かる」と理解を示した。また、ガーシー氏は「仮に除名になったとしても、次の選挙には出馬したい」と話しているという。

 帰国しないことがほぼ決定的となった一方で、立花氏は「ひょっとしたら帰国する可能性も私はゼロではないと思っている」と党首をも出し抜く“電撃帰国”の可能性にも言及。5日の夕方頃からあえて連絡をとっていないといい「要するに、私すらもだましてくれと」と話した。

 8日午後5時から開く予定の会見では「(ガーシー氏が)帰ってきた場合も、帰ってこなかった場合も、どちらも想定している」とし、党の対応など「今後のことについては、会見でということにさせていただければ」と語るにとどめた。

(よろず~ニュース・藤丸 紘生)

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