ガーシー氏「除名」国会議員としての身分失う 参院は73年ぶり 最後の最後まで国会に現れず
参院は15日の本会議で、政治家女子48党(NHK党から党名変更)のガーシー参院議員(51、本名・東谷義和)を除名とする懲罰案を与野党の賛成多数で可決した。議決後、尾辻秀久参院議長(82)が除名を宣告。ガーシー氏は国会議員としての身分を失った。
本会議では、必要条件となった出席議員3分の2以上が賛成した。現行憲法下では3人目で、参院では1950年(昭和25)の小川友三氏以来約73年ぶり。国会議員の除名は、1951年衆院での川上貫一氏以来となる。ガーシー氏は2022年7月の参院選当選後、一度も国会に登院せず。この日も出席しなかった。
ガーシー氏をめぐっては、14日の参院懲罰委員会で除名とする懲罰案が全会一致で決定していた。失職にともない、政治家女子48党副党首の斉藤健一郎氏(42)が繰り上げ当選する。
(よろず~ニュース・杉田 康人)