ジャルジャル、松下洸平がコント共演 福徳「ゲラ過ぎる」に松下謝罪 後藤はドラマと“探偵かぶり”驚く
よしもと人気芸人9組が企画、脚本、出演を担当するコント映像コンテンツ「ポンヌフ」が3日、スタートした。第1弾動画を担当したジャルジャルが都内の新宿バルト9で催された完成披露試写イベントに登場。後藤淳平、福徳秀介のコンビに、人気俳優の松下洸平が友情出演する豪華コントがスクリーンに展開された
「ポンヌフ」は吉本興業とKDDIが主催。芸人が自ら企画、脚本、出演し、1話5分程度、全3話を基本形式にして、担当芸人それぞれのユーチューブチャンネルで無料配信される。「ポンヌフ」の公式SNSでは切り抜き動画や裏話などを収録したショート動画を無料で公開。今作では夫の浮気を疑う妻、疑われる夫を福徳が一人二役、浮気調査で夫を尾行する探偵役に松下、夫の腹を殴る謎の男を後藤が演じた。
上映後、ジャルジャルは司会のCRAZYCOCOに紹介され登壇。多彩なカット割り、凝った映像、作中音楽など、後藤は「普段ではかけられない予算。ここで上映しても違和感がない映像になったのでは」と、福留は「ユーチューブだけと思っていたら、こんな大ごとになるとは」と、そのクオリティーへの手応えを口にした。
松下とのコント場面を、福留は「正直言うと、もっといいやり取りがあったけれど、何カ所もカットされた。理由は一つ。松下さんがゲラ過ぎる。本気笑いだった」とコントの範疇を逸脱する笑いっぷりだったことを告白。続いて流されたビデオメッセージで松下は「お二人のファン過ぎて、本番ではものすごく笑ってしまった。耐えられなくて。お二人と監督の方々もビックリしたと思います」と謝罪した。
松下がジャルジャル好きだという情報を得て、オファーを出し、快諾された。破格のギャラで、その分映像や撮影スタッフに予算を費やした。福徳は「お願いした二日後にドラマで松下さんが探偵役だとニュースになっていた」と、後藤は「知らずにお願いしていたけど、そのかぶりはOKなんや」と松下が出演するカンテレ・フジ系のドラマ「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」を挙げて、松下の出演実現に感慨深げだった。
この日スタートした「ポンヌフ」。福徳は「ライブはお客さんが自由に見られる。映像コントはここを見ろ、という部分を映して、皆が同じ所を見るのがいいところ」と、後藤は「ちょっと怖い雰囲気もありますが、劇場で怖いコントをすると、どういうつもりやねん、となるが、映像だとできる幅も広がる」と語った。
舞台あいさつの途中、ジェラードンが乱入。おむつの乳児姿で登場したアタック西本、女子高生姿のかみちぃが会場の笑いを誘った。質疑応答ではキャラのイメージを踏襲して裏声を用いて、5月9日配信予定の作品を紹介。かみちぃは「1話目、2話目で主人公が変わって、3話目で二人が出会うような形です」と述べた。なお、幼児と女子高生の姿は「この日限り」と、配信作品には特に関係がないという。
今月14日に配信予定のCRAZYCOCOは「わたしの場合はブイログ(ブログの動画版)になってます。好きなように作っていいとおっしゃっていただいて、私の良さが出るのは海外とのつながり。CA時代の友人とつながるブイロクです。タイとドバイと屋久島に行っています。マジで予算を使い切った。最後はドバイで豪遊して帰ってきました」と、CA経験を生かす動画になったという。
3人のコント作品の点数を問われた後藤は「ボケるとしたらトコロテン、ボケなかったら100点」と胸を張った。主催側が「コントとはフランス語で、小さな物語。ポンヌフはフランス語で、新しい橋。移動中、休憩中、いつでもどこでもあなたのもとへ、面白いをお届けします」と説明する、スキマ時間を意識したスマホ特化型映像コンテンツ。後藤は「最高ですよ。好きにやってください、薄い縛りさえ守れば何やってもいいという最高の企画でしたよ」と話すと、福徳は「厳密に言うと、別に守らなくていいですよ、と言われました。とにかく自由にやってくれと」と、付け加えた。
他の参加組はロングコートダディ、ダンビラムーチョ、シネマンガテレビ、たつろう、エレガント人生、残り1組は後日発表される。各話の公開日等の詳細は「ポンヌフ」公式サイトまで。
(よろず~ニュース・山本 鋼平)