BTSのSUGAも 韓国YouTubeで流行する“飲酒番組”
“飲みニケーション”“タバコミュニケーション”など、あるアイテムを通して親睦を深めるという“文化”が存在する。特に韓国では、ドラマでも頻繁に登場するほど、お酒というツールは欠かせないもののようだ。酒類の中でも焼酎が象徴的で、韓国焼酎のモデルに抜擢されるイコール「人気スターの証」とも言われているほど。
そして、韓国YouTubeチャンネルで「お酒番組」がよく登場する。
2022年11月、BTSメンバーのSUGAが「シュチタ」という新コンテンツを発表。「シュチタ」とは韓国語で「SUGAと酔う時間」という言葉を略したもの。SUGAがゲストを迎え、音楽とお酒を通して語り合うという内容で、人気を集めている。
これまでに登場したゲストは、メンバーのRM、コメディアンのシン・ドンヨプ、BIGBANGのSOL(ソル)、SEVENTEENのホシ、EPIK HIGH(エピックハイ)のタブロ、俳優のイ・ソンミン、メンバーのジミンと、超豪華(4月11日配信予定のゲストは、TXTのヨンジュンとテヒョン)。
またラッパーのイ・ヨンジは、2022年6月から10月まで「用意したものは何もないけど」というお酒コンテンツを配信し、BTSのジンやTWICEのナヨン&チェヨン、TXTのスビン、SHINeeキー、MONSTA X(モンスタエックス)ヒョンウォンなど、やはり豪華なゲストが登場し、フランクにお酒を楽しむ姿を見せた。
そして2023年1月から、新たなお酒コンテンツ「チョ・ヒョナの木曜日の夜」が誕生した。URBAN ZAKAPAのチョ・ヒョナが毎回ゲストを迎えて、お酒を飲みながら楽しいトークを展開している。最新エピソードでは、miss A(ミスエイ)出身で俳優のスジが出演、“国民の初恋”と呼ばれていた彼女がアラサーとなり、結婚について言及し時の流れを感じさせた。
お酒に酔った有名人が、思いもよらぬ胸中をポロリと打ち明けたり、本音を吐露するなど、ステージでは決して見せることのない姿が「お酒番組」の人気の秘密のようだ。
もちろん人気があれば、批判も出てくるのが世の常。
一部では「お酒を飲まなければ、真面目なトークはできないの?」「未成年者が簡単にYouTubeが見られるから、年齢制限をかけてほしい」「アイドルの酔った姿を子どもにあまり見せたくない」という反応も出ており“お酒コンテンツ”は、良くも悪くも影響力が大きいことを物語っている。
(よろず~ニュース・椎 美雪)