失神演技まで 兵役逃れ発覚のVIXX RAVI 1次公判で懲役2年の求刑、公判後にグループ脱退を発表
VIXX(ヴィックス)のメンバーでラッパーのRAVI(ラビ)は、兵役法違反の疑いが持たれており、11日にその第1回公判が実施された。
複数の韓国メディアによるとこの日午前、ソウル南部地方裁判所に姿を見せたRAVIへ報道陣が「容疑を認めるか」「ファンへ伝えたいことはあるか」などの質問がぶつけられたが、RAVIは「すみません」と一言だけ答え、裁判所へと入った。そして彼には2年の懲役が求刑され、RAVIとともに容疑が持たれている所属事務所代表のキム氏、ラッパーNaflaら7名も、同公判でそれぞれ数年の懲役が求刑された。
検察は、キム代表に対して「RAVIとNaflaが、入隊しなければならない状況になると兵役ブローカーに連絡し、兵役義務の免除について話し合い、謀議した。そしてこれと関連ブローカーに総額約5000万ウォン(約50万円)を、2回にわたり支給した」と明かす。
RAVIは該当告訴意見に異議はあるかと問われると「ありません」と返答したという。
これに先立ち、RAVIは兵役ブローカーと共謀しててんかん発作がある演技をし、病院で検査を受診。担当医師は「症状が確認できない」と診断したが、彼はこれを無視して薬の処方を要求する。そして兵務庁へ虚偽の診断書を提出し、兵役を免除された疑いが持たれた。
検察は3月13日、RAVIとキム代表を不拘束起訴し、Naflaと瑞草(ソチョ)区役所の兵務庁職員を拘束起訴した。ブローカー某氏は、現在1審裁判中だ。
また公判後、RAVIは自身のインスタグラムを更新。真っ黒な写真とともに長文を綴っており、そこにはVIXXを脱退することを発表している。
<以下、全文>
こんにちは、RAVIです。
まず僕の間違った行為で被害を受け傷ついた全ての方たちに、申し訳ございませんとお伝えします。
僕は過去に、元々持っていた疾患で社会服務判定を受けた後、音楽活動のために服務を延期していましたが、これ以上の延期が難しい時期に到達しました。
当時、社内で唯一収益を出しているアーティストだったことと、コロナ以前に締結した契約書の履行時期が約束なしに押し寄せた状況の中で、違約金の負担と服務延期が切実でした。
その切実な心で僕は愚かな選択をし、会社に対する心配と契約に関する内容が解決された時点で、社会服務をすることを志願し、昨年10月から服務をしながら兵役義務を果たしていました。
そのプロセスの中、自身を合理化し間違った選択をした僕のせいで傷ついたであろう、てんかん患者の方々とそのご家族、今この瞬間にも誠実に服務を履行中である全ての兵役義務をしている方たちにも、心から謝罪したいです。
また、僕のせいで傷ついた全ての方たちと、歌手以上の存在として長い間、僕の人生そのものを熱烈に応援してくださったファンの皆さんへ、一緒に過ごした時間が全て否定され、崩れ落ちる心を経験させてしまい、心から謝罪申し上げます。
誇らしい存在になりたかったのに、こんな恥ずかしい姿を見せてしまい、面目ありません。
長い間、丁寧に積み重ねてくださった皆さんの貴重な気持ちに比べ、私は到底足りない存在だったようです。
最後に、僕の間違った選択で被害に遭わせてしまったVIXXのメンバーに、これ以上の被害が及ばないよう、僕はチームから脱退することにしました。11年もの長い間、未熟な僕と一緒に歩んでくれたメンバー全員に心から感謝し、言葉では言い表せないほど申し訳ない気持ちでいっぱいです。
メンバーの貴重な努力が、僕によってこれ以上被害を受けないことを切に願います。
僕はまだまだ学ぶべきことが多く、足りないことが多い人間のようです。
今回の件でいただいた批判は、全て僕が受け止めなければならないものだと思います。たくさん叱ってくだされば、もっと深く反省し、学びます。
このしがない謝罪の言葉で、僕の過ちが消えるわけではないことはよく知っています。
これからもずっとこの瞬間を忘れずに、より良い人間として生きていけるよう学び、努力していきたいと思います。
心よりおわび申し上げます。
(よろず~ニュース・椎 美雪)