日本でも活躍したK-POPアイドル 強制わいせつ容疑で長期裁判の末、実刑判決が下される
B.A.P出身のヒムチャンに、実刑判決が下された。初めて強制わいせつの疑いが浮上したのが2018年。長い時間をかけて争われていたが、ようやく終着を見せた。B.A.Pは6人組男性アイドルグループで、2012年に韓国でデビュー後日本でも活躍し、多くのファンに支持されていた。
2018年当時、ヒムチャンを含めた男性3人と女性3人がペンションで酒宴を楽しんでいたが、そこで20代女性が「ヒムチャンに強制わいせつを受けた」とし、警察の取り調べを受けて翌年4月に不拘束で起訴された。
ヒムチャンは「互いに好意があり、暗黙の同意があった」と容疑を否認するも、裁判部はこの反論を受け入れなかった。1、2審ともにヒムチャンへは懲役10カ月の求刑と、性的暴行治療プログラム40時間の履修を命令。
裁判部は「弁論の過程で明らかになった事情を考慮すると、矯正施設収監による再社会化が必要だ」と実刑を維持し、法定勾留する。
そして最高裁も原審の判断は正当だとし、ヒムチャンの上告を棄却。懲役10カ月の実刑判決が確定した。しかし、ヒムチャンは、昨年4月にも知人の飲食店で被害者の身体に触れた容疑で起訴されており、別件の裁判が続いている状況である。
本人は公判中も楽曲リリースやファンミーティング、オンラインコンサートを行うなど、アーティスト活動を精力的行っており、おそらく出所後もアーティストとしての復帰を望む可能性がある。が、容疑の内容が内容なだけに、社会復帰そのものが険しい道になるのではとみられている。
(よろず~ニュース・椎 美雪)