BTS所属事務所、今年の第1四半期売り上げが“超”右肩上がり 多様なアーティストも勢揃い
BTS、TOMORROW X TOGETHER(トゥモローバイトゥギャザー)、SEVENTEEN、ENHYPEN(エンハイプン)、LE SSERAFIM(ルセラフィム)、NewJeans(ニュージーンズ)…ここ数年で“HYBE一強時代”と言われるようになって以降、改めてその威力を“売り上げ”で見せつけた。
HYBEは、2023年第1四半期連結基準4106億ウォン(約410億円)の売上高に、525億ウォン(約52億円)の営業利益を記録したことを報告。前年同期比44.1%、営業利益41.7%増の数値だ。また、実質的なキャッシュ創出力を示す調整EBITDA(Adjusted EBITDA)は、前年同期比12.1%増の719億ウォン(約71億円)となった。売上高と営業利益、調整EBITDAともに第1四半期基準で過去最大である。
これは創業以来、最も多様なラインアップのアーティストが活動し、900万枚以上のアルバムをリリースしたことに注力した結果だ。
中でも、今年3月にリリースしたBTSジミンのソロアルバム『FACE』が、初動販売だけで145万枚を記録。また米ビルボードのチャート200で2位を獲得しただけでなく、タイトル曲の「Like Crazy」はビルボードの“HOT 100”チャートで1位の称号を手にしている。
アルバム販売好調は、直接参加型の売り上げをけん引。HYBEの第1四半期直接参加型売上高は2345億ウォン(約234億円)で、前年の同期間よりも53.9%も増加した。そして間接参加型売上高は、前年同期比32.8%増の1761億ウォン(約176億円)。ここには、各種ツアーMDの販売や、BTSのIPを活用した自社制作ゲーム「BTS Island:インザソム」関連の売上が反映された。
同社のパク・ジウォンCEOは「HYBEはアーティストと音楽IPを継続し、成長していけるよう積極的支援をする方針だ」とし「これらIPをもとにさまざまな公演やコンテンツなどをファンへ届けるため最善を尽くす」と伝えた。
続く第2四半期の活動成果は、すでにかなりの部分が可視化された状態だ。BTSのSUGA(シュガ)は、4月にソロアルバム『D-DAY』発売と同時にワールドツアーを開始。SEVENTEENは、同月に発売した10枚目のミニアルバム『FML』が予約注文だけで464万枚、発売初日の販売量399万枚、初動販売量455万枚を記録した。
LE SSERAFIMは5月1日に発売した初のフルアルバム『UNFORGIVEN』が予約注文で138万枚を突破。ENHYPENは5月22日に4枚目のミニアルバム『DARK BLOOD』の発売を予告している。
(よろず~ニュース・椎 美雪)