道の駅の注意書きが“正直すぎる”と話題「わろたw」「食べたくなるw」 巻くのが苦手で「ソフトクリームが…」
喫茶店の店頭に置かれた、潔すぎる注意書きがSNS上で「かわいい」「これは納得せざるを得ない」「試しに頼みたくなる」と話題を呼んでいる。
鳥取県八頭郡八頭町にある道の駅「はっとう」で駅長を務める、えきちょー(@ekicho810)さんが4日、自身のTwitterに「これでヨシッと……」とつづり、同駅の喫茶店に置かれた注意書きの写真を投稿した。
「お客さまへ ただ今、マスター不在のため、ソフトクリームが曲がります。ご了承下さい」
正直すぎる内容に11日時点で3万件に迫るいいねが寄せられ、「わろたw」「なんかイイ」「かわいい…」「ワロタwww これは納得せざるを得ない」「マスターが不在で出来ません、じゃない所が優しい」などの声が集まった。
えきちょーさんによれば、喫茶店はマスター1人で営業しており、休息や事務作業で不在の際は、駅長(えきちょーさん)か副駅長が店番を任されるという。ところが「私は、ソフトクリームを巻くのが大変下手で…」とえきちょーさん。「地域の方々はもう慣れていますが、観光やお買い物に来られるお客さまには、あらかじめ注意書きを書いた方が親切かなぁと思い、掲示を出しています」ときっかけを明かした。
お客さんの反応は「あっ、じゃあカップでお願いします」「事前に教えてくれるんすね!親切!じゃあコーンで!」「大丈夫です、ソフトクリームでさえあれば」など多種多様。リプライでは「試しに頼みたくなる」「逆に食べたくなるw」などの声も数多くあったが、通常時より売上が伸びることはないという。えきちょーさんは「特に子どものお客さまなどには、きれいに巻いてあげたいなぁと申し訳ない気分です」と複雑な心境を明かした。
ツイートの大反響には「たまに常連さんがツイートすることもあったので、なぜ今更こんなにバズったのか」と当初は首をかしげていたそう。しかし「『完璧じゃなくても、失敗してもいいんだ!』という、田舎の道の駅ならではのゆるい感じに、ほっこりしていただいたのかなぁと思っています」とした。
ちなみに、副駅長はソフトクリームを巻くのが上手だそうで、駅長(えきちょーさん)が店番でも「ソフトクリームの注文時だけ副駅長が巻く時もあります」とのこと。えきちょーさんが巻いたソフトクリームは「半年に1~2回ある方でしょうか…」とめったにお目にかかれない。だからといって、マスターがいる際に、駅長を指名する注文方法は「喫茶店にご迷惑がかかるので」と受け付けていないという。
もちろん、普段はマスターが上手に巻いたソフトクリームが楽しめる。でも、もしこの注意書きが出ていたら…それはそれで貴重な出会いである。
(よろず~ニュース・藤丸 紘生)