口紅市場規模が1.8倍に拡大 マスク「個人の判断」で着用率減→マスク下のメイクアイテムの需要増加
今月8日に新型コロナが「5類」に移行した。資生堂「みんな、いい顔してる。」PR事務局はこのほど、移行後、変化すると考えられる美容や表情に関する情報を発表。マスク着用が個人の判断となったことで、口紅市場規模が昨年比1.8倍に拡大しているという。
同事務局はマスク着用基準の変化、外出機会、人との交流増加に伴い、生活者の美容意識に変化が見られると説明。マスク着用が日常化した2020年、口紅の市場規模が前年の約44%まで落ち込んだが、23年以降は徐々に回復。3月には前年比181%と大幅に増加した。マスク下のアイテムのほか、目もとのメイクアイテムやスキンケアが好調だという。
購入者からは「長いマスク生活で生じた肌悩みをケアしたい」「久しぶりに口紅を使いたいので自分に似合う色を教えてほしい」という声が多いようで、「顔が見えるシーンの増加を見据えて『自分をアップデートしたい』という美容ニーズが高まっている」とした。
SNSではマスクの着用について、「外せることでメイクが楽しい」「顔見て話せるっていい!」などポジティブな意見が見られるといい、同事務局は「特に、口紅の市場規模でも分かる通り、メイクへの期待感や、表情が見えることに喜びを感じる声が多数ありました」とまとめた。
(よろず~ニュース調査班)