衝撃!ドラえもんがタイムマシンに変形 開発は”形の違い”に苦労「四角かったらよかった」
国民的キャラクター「ドラえもん」が、ひみつ道具・タイムマシンに変形する玩具「完全変形ドラえもん」の取材会が12日、小学館本社ビルで行われ、実際に変形する過程が初披露された。
ドラえもんの後頭部が開くところから、まるでロボットアニメの変形シーンのように姿が変わっていく。小学館の企画担当者・石関暁氏が手に取って解説しながら、5分もかからないうちに“変身”は完了。ドラえもんの面影は残っておらず、乗ったのび太たちも気づかないだろう。慣れれば30秒ほどで変形でき、パズル感覚で遊ぶことができるという。
商品はタカラトミーが変形ロボット玩具「トランスフォーマー」シリーズのノウハウをつぎ込み開発。石関氏によると、開発陣は変形前後の”形の違い”に苦労していたという。「基本変形ロボットってフォルムが四角いんです。でもドラえもんって丸で構成されているので、丸いものを変形させるのは大変だったと聞いています。しかもタイムマシンは四角いので、丸いものから四角い物に変形させる。ドラえもんが四角かったりとかタイムマシンが丸かったらよかったんですけど。そこがなかなか苦労したところだったと思うんですが、うまい具合に落とし込んでいただいた」と説明した。
漫画「ドラえもん」50周年を記念して2020年に商品の企画が立ち上がった。親子で一緒に楽しめるコミュニケーションツールとしての役割が期待されている。石関氏は「普段、原作を触れていない方たちにどうやったら興味をもっていただけるか。玩具というフックで、ドラえもんと接点をもっていただいてコミックスを手に取っていただくきっかけになれば」と話した。
「完全変形ドラえもん」は6月28日に6000個限定で販売される。22年11月の予約開始後、その斬新なビジュアルからSNS上で話題となっている。石関氏は「一見ネタっぽい商品に思われがちですけど、本気で作っている商品なので今後の情報に期待していただければ」と呼びかけた。
(よろず~ニュース・松田 和城)