教えておじいさん、復讐の仕方を-「アルプスの少女ハイジ」がR18ハードコア作品で復活!
教えておじいさん、復讐の仕方を-。国民的人気キャラクターのハイジが、R18のハードコア作品で復活する。映画「マッド・ハイジ」(7月14日公開、監督:ヨハネス・ハートマン、サンドロ・クロプシュタイン)の主人公ハイジの紹介動画が24日、公開された。
幾度も映像化されてきたヨハンナ・シュピリの児童書「アルプスの少女ハイジ」。特に高畑勲と宮崎駿によって1974に放映されたテレビアニメは、日本やヨーロッパを含む世界各地で世代を超え愛されてきた。このスイスが誇る名作を、同国出身の監督とプロデューサーがB級エログロバイオレンスバージョンにアレンジ。配給会社がR15になるよう修正を試みたが断念。過激シーンが繰り広げられた。
テレビアニメ版でおなじみのシーンを多数再現するなど、日本のファンに向けた敬意も各所に織り込まれた。世界19か国538人の映画ファンによるクラウドファンディングで約2億9000万円の資金を集めたことでも話題を呼んだ。
物語はチーズ製造会社のワンマン社長かつ大統領が自社製品以外のすべてのチーズを禁止する法律を制定し、恐怖の独裁者として君臨するスイスが舞台。アルプスに暮らす年頃のハイジは、恋人のペーターが禁制のヤギのチーズを闇で売りさばいたため眼前で処刑され、唯一の身寄りであるおじいさんまでも大統領の手下に山小屋ごと包囲されて爆死したことで、邪悪な独裁者を血祭りにあげ、母国を開放することを目指す。
独裁者マイリ役には「スターシップ・トゥルーパーズ」の主人公ジョニー・リコ役で知られるキャスパー・ヴァン・ディーン、“アルムおんじ″ことハイジのおじいさんには「グラディエーター」「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」のデヴィッド・スコフィールドが登場するなど、B級を超えた豪華なキャスティングも気になるところだ。
今回の公開動画は、ハイジがなぜ乱暴なキャラクターに変質したのかに特化した内容となった。
冒頭では一般的なイメージ通り、アルプスの大自然を駆け回っていた健やかなハイジだったが、愛するペーターの公開処刑を機に覚醒。「教えておじいさん、復讐の仕方を」と猛特訓に励む。すっかり逞しくなったハイジは「全員ぶっ殺してやる!クソ野郎ども」と汚い言葉を発し、兵士を一網打尽に絶命させる。「これで、ヨーデルしてな」と下ネタにまで手を出し、兵士の局部に武器を突き刺し、体を真っ二つに切り裂くまでの成長を果たす。ハイジは「私はもういい子じゃない」と決意を新たにする。
(よろず~ニュース編集部)