「銀河鉄道999」松本零士さん“銀河葬”お別れの会 ちばてつや氏、野沢雅子、池田昌子が弔辞、ささきいさお、タケカワユキヒデは熱唱
2月13日に85歳で死去した漫画家、松本零士さんのお別れの会が3日、都内の東京国際フォーラムで開かれた。
「銀河鉄道999」「宇宙海賊キャプテンハーロック」「宇宙戦艦ヤマト」など、宇宙を舞台とした名作を次々に生み出した巨匠にふさわしく、お別れの会は“銀河葬”と銘打たれた。祭壇は青と白を中心としたカーネーション、カスミソウ、レザーファンなど合計1万6000本の花々が半円形に光り輝く地球のように飾られ、宇宙空間のような暗幕に星のように輝く球体オブジェが配された。地球から宇宙に向かうレールの先に、愛猫ミーくんを抱いた松本さんの遺影が位置取られた。地球にメーテルと鉄郎のパネル、宇宙空間に999号のパネルを設置。メーテルと鉄郎に見送られ、松本さんが地球から宇宙に旅立つかのようなイメージが描かれた。
関係者が参列した1部では漫画家ちばてつや氏、声優で鉄郎を演じた野沢雅子、メーテルを演じた池田晶子、宇宙飛行士の山崎直子氏が弔辞を読んだ。歌手のささきいさおは「-999」のテレビ版、ゴダイゴのタケカワユキヒデが同劇場版の主題歌を歌唱した。
2部では一般向けの献花を受け付けた。会場には松本さんの軌跡をパネルや生前の愛用品とともに紹介する企画、車掌の等身大フィギュア999号の機関室を再現したセットを展示。車窓のセットでは、松本さん宛に書いた手紙を等身大の車掌フィギュアに渡す企画が施され、ファンとの最後の交流が行われた。
喪主は妻で漫画家の牧美也子さんが務め、長女の松本摩紀子さん、ちばてつや氏、東映アニメーションが実行委員会を担った。また、松本零士(本名 松本晟)さんが叙位として正六位拝受したことが報告された。
約3000人が参列。声優界からは「宇宙戦艦ヤマト」で森雪を演じた一龍斎春水(麻上洋子)、潘恵子、潘めぐみ、漫画家からは永井豪、浦沢直樹、里中満智子、島本和彦、弘兼憲史、武論尊、萩尾望都、アニメ界からは宇田鋼之介、豊田有恒、安彦良和、りんたろう、芸能界・著名人では凰稀かなめ、加藤登紀子、中川晃教、的川泰宣、毛利衛も姿を見せた。
(よろず~ニュース編集部)