「キン肉マン」砂の悪魔超人・サンシャイン、本当に砂で作ってみたら「ホント技術力の無駄遣い」と話題

 人気漫画「キン肉マン」に登場する悪魔超人・サンシャインは全身が砂からできた悪魔六騎士の一角。パワフルかつ変幻自在の攻撃で人気を博した。そのサンシャインを本当に砂で作ってみた商品、その名も「砂ンシャイン」が登場。ネットで「これはもう本物」「すごいの出てきたw」「ホント技術力の無駄遣い(褒め言葉)」と話題を呼んでいる。

 精密部品メーカーの株式会社キャステム(本社・広島県福山市)は「砂ンシャイン 地獄の凱旋門」(税込9900円)、「砂ンシャイン キーホルダー」(税込1980円)の2商品を製作。5日より同社ECサイト「IRON FACTORY」などで販売を開始した。

 サンシャインは砂でできた身体を利用し、形状を自在に組み替える。今回、再現した「地獄の凱旋門」は、凱旋門の形状に変形し、囲い込むように相手を押しつぶして肋骨(ろっこつ)を圧砕する代表技。その完成度と砂のみで再現してしまったこだわりの強さに「すごいの出てきたw」「これ欲しいw」「これはもう本物」「こういう発想…好き」「ホントにイカれた会社」「ホント技術力の無駄遣い(褒め言葉)」など、発売前から多くの反響が寄せられている。

 同社はこれまでもウォーズマンの左腕型の「ベアークローフォーク」や、ティーパックマンの頭部を模した「ティーパックマンティーカップ」などキン肉マンとのコラボ商品を多数発売。同社の担当者は「次はサンシャインでグッズを作るといっても、普通に作っては面白くない」と砂100%使用を発案したという。

 サイズは幅10センチ、奥行き4.5センチ、高さ14センチ。砂100%使用にこだわった結果、重さは約660グラムと重量感抜群。オブジェとしての活用はもちろん、作中で人気超人・ジェロニモを下敷きにしたようにペーパーウェイトとしての活躍も期待できる。

 しかし、本来砂で作った造形物はいずれ崩れてしまうもの。そこで、同社は「粉状固形化技術」を持つモルタルマジック株式会社(鳥取市)と強力タッグ。独自技術で、砂特有のザラザラとした手触りといくら遊んでも崩れることのない強度を両立させた。ただし、同担当者によれば、水気には弱いという。

 また、頭部を再現した「砂ンシャイン キーホルダー」は幅2.5センチ、奥行き3センチ、高さ4センチ、重量約45グラムと持ち運びやすいサイズ感。不気味な高笑いが聞こえてきそうな笑みが存在感を放っている。詳細は同社ECサイトまで。

(よろず~ニュース・藤丸 紘生)

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