パク・ボゴム、IU、ソン・ヘギョらが実施、韓国有名人のSNSで広がる新たな「アイスバケツチャレンジ」とは
韓国では最近、有名人が「アイスバケツチャレンジ」を実施し、耳目を集めている。発起人は、韓国でヒップホップアーティストとして活動しているJINUSEANのショーン。彼は日頃から、ボランティア活動を精力的に行っていることで知られており、今回は韓国初のアルツハイマー療養病院完成のため、キャンペーンを開始した。
まず彼が指名したのは、俳優のパク・ボゴム、IU(アイユー)、元サッカー韓国代表のチョ・ウォニ。翌日には彼・彼女たちがそれぞれ3人を指名し、以降もねずみ算的に広がっている。14日にはソン・ヘギョが指名を受け、ドラマで共演したキム・ミンソクをはじめ、ハン・ソヒ、シン・ヒョンジを指名した。
そもそも「アイスバケツチャレンジ」とは、ALS(筋萎縮性側索硬化症) の研究を支援するため、バケツに入った氷水を頭からかぶるか、またはアメリカALS協会に寄付をする運動だ。海外メディアを確認したところ、起源については諸説ありはっきりしていない。フェイスブック社の調査によれば、ボストンを中心に広がったという。このキャンペーンが始まった当時は、ALSとは関係がなく、プロスポーツ選手たちの間で流行していた一種のゲームで、氷水をかぶることができなかったら自身が寄付したい団体へ寄付をするというものだったそうだ。
そしてさまざまな意義や形を変えて、2014年に世界へと派生し現在に至っている。
これをきっかけにALSについての認知が広まり、多額の寄付金が集まった一方で、「氷水をかぶる」という行為のみが話題として先行してしまい、ある国では過度なパフォーマンスに重点を置いた結果、死亡事故が発生。そもそもの理由が置き去りにされてしまった背景もある。そのため現在は、氷水を無理にかぶる必要はないと協会も呼びかけている。
実際にソン・ヘギョは、自身のインスタグラムストーリーズにコメントと寄付証明書のみを投稿し、アイスバケツチャレンジは行っていない。NCTのドヨンを弟に持つ俳優のコンミョンも「このチャレンジを見て興味を持った方がいたら、参加してほしい」と指名をしないなど、個々の裁量で進行されている。
7月10日より始まった韓国での「アイスバケツチャレンジ」は現在も広がりを見せ、多くの有名人がSNSでメッセージを送っているところだ。
(よろず~ニュース・椎 美雪)