30年前に作られていた!バナナやスイカを模して造られたヒール靴が超絶技巧すぎると話題に
バナナやスイカを模して造られたヒール靴がTwitter上で大きな注目を集めている。
「30年ほども前に作られたバナナとスイカのヒールのクオリティが今見てもすごい・・・∑(゚Д゚) (いわさきの倉庫に眠ってた、昔の作品です)」
と件のフルーツ・シューズを紹介したのは食品サンプル業界のトップメーカーとして知られる株式会社いわさきのTwitterアカウント(@IWASAKI_SAMPLE)。
食品サンプルメーカーならではの造形力で、精巧かつバブル期らしい明るくポップな色調で作られたこのフルーツ・シューズたち。撮影用のアート作品として作られ実売はされなかったそうだが、もし実際に靴としても着用できる商品として売り出せばヒットすること間違いなしだ。
今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「30年ほど前の作品とは思えません
技術が凄すぎます」
「可愛い~!!パイナップルが売ってたら是非欲しい気持ちになりました 茄子も素敵!食品サンプル、いろんなものができるんですね。すごい!」
「リアル過ぎて、足を入れたらヌルっとしそうですね(笑)」
など数々の驚きと称賛の声が寄せられている。
株式会社いわさきのTwitter担当者にお話を聞いた。
ーーこの靴はどのような用途のために製作されたものでしょうか?
担当者:株式会社いわさきでは、毎年会社オリジナルの「いわさきカレンダー」を制作しており、バナナとスイカのヒールは、そのために作られた1991年3月の作品です。バナナとスイカのビールの他に、きゅうりのハイヒールと、パイナップルのサンダルがあり、四つの靴を並べて撮影されていました。
ーーこの作品をご覧になったご感想をあらためてお聞かせください。
担当者:バナナとスイカのヒールだけが現在もいわさきの倉庫に残っていたのですが、30年以上前に作られたにも関わらず、今見てもすごくよく出来ているなと感動します。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
担当者:この作品が作られたのは平成の初めごろですが、当時はSNSなども全くなく、カレンダーをお配りした飲食店のお客様が目にされただけに終わっていました。それが今回、Twitterを通して多くの方の目に触れ、驚き楽しんでいただけたことを嬉しく思います。いわさきではTwitter、Instagram、facebookで、過去から現代に至る、リアルで楽しい食品サンプル情報を発信していますので、ぜひご覧ください。
◇ ◇
時代を経ても古びない株式会社いわさきの卓越した技術とアイデアには感服するばかりだ。
現在、株式会社いわさきは高知県南国市「海洋堂SpaceFactoryなんこく」で「食品サンプルの世界展」を開催中(9月4日まで)。社内コンクール作品の展示や、食品サンプルの製造工程や見せ方の進化、楽しい撮影コーナーなど見所満載で高知県ならではの新アイテムも登場するとのこと。ご興味ある方はぜひ足を運んでいただきたい。
「食品サンプルの世界展」
会場:海洋堂SpaceFactoryなんこく
開催期間:2023年7月15日(土) ~ 2023年9月4日(月)
(よろず~ニュース特約・中将タカノリ)