ドラマ「真心が届く」や「僕を溶かしてくれ」などに出演し、コミカルな役どころを多く務めるベテラン俳優のシム・ヒョンタクが、最近18歳年下の日本人女性サヤさんとの結婚を発表、俳優仲間からサプライズの祝福を受け、涙する姿を見せた。

　韓国放送局のチャンネルAで26日「最近の男ライフ 新郎授業」が放送され、シム・ヒョンタクが出演。結婚式の準備のため、一足先に日本へ帰国したサヤさん不在の中、シム・ヒョンタクは韓国の自宅へ仲の良い俳優のイ・サンウとソン・ジェヒを招待した。

　二人は結婚を祝福するため、シム・ヒョンタクが「“超”のつくオタク」として知られるドラえもんをモチーフに、装飾を青にしたり、手作りでどら焼きをふるまうなど準備を進めた。そこにシム・ヒョンタクが二人へTシャツをプレゼント。3人そろって「ドラえもんTシャツ」を着用し、宴が開始されるのだった。

　食事をしながらトークやゲームをしていた3人だったが、イ・サンウが突然「プレゼントがあるんだ」「準備するのが結構大変だった」と言いながら、誰かに電話をかけ始める。そしてイ・サンウが、自身の携帯電話をシム・ヒョンタクにわたすと「もしもし？」と言う相手の声が。その声はなんと、ドラえもん（韓国版）だったのだ。

　予想もしないプレゼントに、シム・ヒョンタクは戸惑いながらも笑みが止まらない。イ・サンウもうれしそうだ。ドラえもんが「元気に過ごしてるかい？」と尋ねるとヒョンタクは、感激のあまり声を震わせ始めた。

　ドラえもんは「ヒョンタクが結婚すると聞いて、祝福しようと思ったんだ」と言い「ヒョンタクの願いはなに？ 僕の願いはね、ヒョンタクが幸せになることだよ！」と伝えた。「ヒョンタクは、これまでたくさんつらいことがあったでしょ、大変だったよね。僕は他の人がやっていることで、ヒョンタクだけができないものなんて絶対ないと思ってるよ！ 君はとても良い人なんだから、絶対良い夫、良い父親になるよ！ だから、自信を持ってね！」と激励、じっと聞いていたシム・ヒョンタクは子どものようにおえつし、同席していたイ・サンウとソン・ジェヒも思わずもらい泣きしてしまう。

　シム・ヒョンタクは学生時代に理不尽ないじめを受け、その時に出会ったドラえもんに救われたことをかつて打ち明けている。また、デビュー前から両親が投資や事業の失敗を繰り返しており、自身に内緒で不動産投資をするも再び失敗したため、財産処分で損害を埋めなければならない状況に陥るなど、苦労が絶えなかったことを告白していた。

　最後にドラえもんから「絶対に幸せになってね」と言われ「絶対に幸せになる、ありがとう」と言い、声を上げて涙するのだった。

　番組を見ていたネットユーザーは「観ている私まで感動した」「これは一生忘れられないね」「涙が止まらない」「すごい友情物語」「大好きなキャラクターに励まされたら、それはおえつしちゃうでしょ」などの反応を見せている。

　シム・ヒョンタクは4月に出演したバラエティーで、4年の交際の末婚約し、7月に結婚することを発表。18歳年下で、日本人女性であると明かした。また同番組に婚約者のサヤさんが登場した際「（サヤさんが）BTSのジョングクに似ている」と話題になった。

（よろず～ニュース・椎　美雪）