声優による音楽ユニット・SMILE PRINCESS（スマイルプリンセス）に辻森梓咲が新加入することが３０日、千葉・幕張メッセで開催されたフィギュア展示会「ワンダーフェスティバル(ワンフェス)2023［夏］」のステージ上で発表された。

　７月に放送を開始したテレビアニメ「ライアー・ライアー」の企画ステージに、同アニメのエンディング曲「faky merry game」を歌唱するスマイルプリンセスの６人（本郷里実、相良茉優、汐入あすか、森山由梨佳、北守さいか、青山吉能）が登場。各コーナーを経て迎えたライブ前、メンバーから「あず～」と呼ばれた辻森が登場。「はじめまして。本日よりスマイルプリンセスに加わることになりました、声優の辻森梓咲です。スマイルプリンセスの思い出を、私とも一緒につくってください」と呼びかけた。７人はファンの声援に後押しされ「faky merry game」「Revolution No.1」「period」の３曲を披露した。

　スマイルプリンセスは２０２１年１０月から放送されたテレビアニメ「プラオレ​！～PRIDE OF ORANGE～」のメーンキャラクターを演じた声優７人による音楽ユニット。女子アイスホッケーを題材にした異色作品で、栃木県日光市、日光アイスバックスとの企画でも話題を集めた。主人公・水沢愛佳を演じた増田里紅は今年３月限りで声優を休業、ユニットからも卒業していた。

　新人声優の辻森はオーディションから抜てきされた。村上貴志プロデューサーは「他と重ならない個性、情熱的でピュアなところが魅力。新しい風を吹かせてくれると思いました」と説明。スマイルプリンセスについては「新曲では、初めてプラオレ！ではない作品とのタイアップを行いました。今までやってこなかった、いろんなことにチャレンジしていきたい」と話した。３度目の単独公演が２４年１月２８日に渋谷のSpotify O-WESTで開催されることも発表された。「プラオレ！」本編との関連性が強かったユニットだが、今後はアーティスト色がより前面に押し出されそうだ。

（よろず～ニュース・山本 鋼平）