テレビアニメ「リコリス・リコイル」（リコリコ）で錦木千束役の安済千佳、井ノ上たきな役の若山詩音が１日、東京・松屋銀座８階イベントスクエアで、開催に先駆けて行われた「リコリス・リコイル展」（８月２日～１３日＝同所）のオープニングセレモニーに出席。見どころを語った。

　安済は赤色、若山は紺色と、それぞれが演じるキャラクターが所属する組織の制服と重なるカラーのワンピースで登場。オープニングセレモニーでは、くす玉を二人で割り笑顔を見せた。安済は「昨年の夏から放送が始まり、今年の夏は展示会ができてうれしく思います。２年連続リコリコで夏の思い出作ってもらえたらうれしい」と話し、若山も「本当に言葉では語りつくせないほどの展示になっています」とアピールした。

　「リコリコ」の世界を体感できる同展示会。空間演出による作中のシーン再現、声優による音声ガイド、描き下ろしオリジナルグッズの販売などでファンを楽しませる。セレモニー前に見学した２人は、おすすめの写真撮影スポットを紹介。安済は「喫茶リコリコ」とキャラクターたちゆかりの場所を、若山は「『さかな～ちんあなご～』のところですね」と名場面の再現スポットを挙げた。

　「リコリコ」は昨年夏に放送されたオリジナルテレビアニメ。日本の平和を守る秘密組織「ＤＡ」のエージェント「リコリス」でありながら、表向きは普通の和カフェ「喫茶リコリコ」で働く錦木千束と井ノ上たきな、凹凸コンビの日々が描かれた。放送開始から２人を含む魅力的なキャラクター、その関係性の丁寧な描写、演出、独特な世界観が好評で最終回の後も、多くのファンによるイラストがＳＮＳに投稿されるなど高い人気を誇っている。今年2月には新作の制作が発表された。

（よろず~ニュース・松田 和城）