東京発祥「天丼てんや」が大阪2年半ぶり再出店 前回はコロナ禍で撤退 生田社長「江戸前が千日前に来た」

 「天丼てんや 難波千日前店」が8月7日にオープンするのを前に3日、大阪市内の同店で先行内覧・試食会が行われた。

 「天丼てんや」は1989年9月に東京駅八重洲地下街に1号店を出店すると、都内を中心に全国でチェーン展開。以前は大阪府内にも「近鉄河内小阪駅店」、「難波御堂筋店」が存在していたが、コロナ禍の影響で経営が厳しくなり、2021年2月末に撤退してゼロに。今回は約2年半ぶりの再出店となる。

 「天丼てんや」を運営するロイヤルフードサービス株式会社の生田直己代表取締役社長(59)は「久しぶりの出店ということで、気合を入れております」と意気込みをのぞかせた。現在は関東を中心に出店しており、「難波千日前店」は国内146店舗目、全国17都道府県での出店となった。「しっかり集客できる場所ということで。難波、梅田、天王寺などで探したなかで、ここにご縁があった」と説明した。

 関西では兵庫県の「垂水駅前店」と合わせて2店舗。大阪出身で阪神タイガースファンの生田社長は「何とか関西の方に“天丼てんや”を知ってもらいたい。江戸前が千日前に来たという思いです」とアピールした。

 なお、「難波千日前店」では関西ゆかりの食材を集めた「上方天丼」を、8月21日から9月17日まで同店限定として販売する。

(よろず~ニュース・中江 寿)

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