鳩山元首相が秋本議員の収賄疑惑に「洋上風力がクリーンでなくなり残念」、不祥事で「原発後戻り」を懸念
鳩山由紀夫元首相が7日、X(旧ツイッター)を更新。風力発電会社「日本風力開発」から多額の資金提供を受けた疑いがあるとして、東京地検特捜部に収賄容疑で捜索され、自民党を離党した秋本真利衆院議員の疑惑に言及した。
鳩山氏は「洋上風力発電をめぐり自民党の秋本真利衆議院議員は日本風力発電から多額の賄賂を受け取った疑いで、東京地検特捜部から事務所などの捜索を受け自民党を離党した」と経緯を振り返り、「クリーンエネルギーの期待の星だった洋上風力がクリーンでなくなり残念だが、この不祥事で原発に後戻りさせてはならない」と自身の見解を投稿した。
秋本議員は洋上風力を手がける日本風力開発の塚脇正幸社長から数千万円の資金を受領したとされ、贈収賄容疑で東京地検特捜部が捜査している。7日には、秋本氏が永田町の議員会館事務所で現金1千万円を受け取ったとされる時期は、国が事業者公募の評価基準見直しを決めた直後の昨年10月下旬だったことが報じられている。
鳩山氏の投稿へのリプ欄には、「原発回帰は阻止しないと」「賄賂など汚職はあってはならない事ですが、日本の総力を持って自然エネルギーの開発、利用を進めるべき」と同調する声や「風力発電の敵は原発じゃなくて台風だと思いますよ」「後戻りではなく、現実的な方向として原発があると言うべき」といった指摘も見られた。
(よろず~ニュース編集部)