コミケの同人誌価格、4割超が「高い」と感じる 気になる“軍資金”の平均額は
株式会社アップデイトが運営するWEBメディア・otalabはこのほど、「コミックマーケット(コミケ)」を知っている15~49歳の男女551人を対象に実施した「コミケに関する実態」についてのアンケート結果を発表した。
コミケは、お気に入りの作家・絵師の最新作などを購入できる機会。ついつい財布のひもが緩んでしまうかもしれない。「1度のコミケで使う(または使うと思われる)平均金額」について聞いたところ「5千円以上1万円未満」(29.8%)が最多。一方で、平均金額が1万円以上の割合を合算すると、全体で4割を超える結果となった。「10万円以上」は4.4%だった。多くの“軍資金”を用意している人が多く、同社担当者は「非常に経済効果の大きなイベントであることが伺えた」とした。
次に「同人誌の価格設定についてどう感じるか」を調査。「妥当である」が56%、「高い」が41%、「安い」が3%となった。関連して担当者は「同人誌の製作にはかなりの費用がかかっているという話もあるため、高いと感じている人もいる現在の価格設定でも、収益を出せていないことが少なくないようだ」と伝えた。また、「『妥当である』や『安い』と回答した人の中には、作品に対してだけではなく、その作品を生み出してくれた作家への感謝の気持ちや活動を応援する気持ちも含めての価格だと考えている人も多いのではないか」と推測した。
最後に「コミケで大変なこと」(2つ選択回答可)を聞いたところ、1位が「人が多い」(276票)、2位が「暑いもしくは寒い」(245票)、3位が「お金がかかる」(130票)となった。今年の夏コミは12日、13日に開催される。参加者は人混み、暑さに気を付けて楽しんでほしい。
(よろず~ニュース編集部)